世界陸連のコー会長が国立競技場での世界選手権の開催を熱望

東京五輪で陸上が開催される国立競技場(Photo by Tokyo 2020 / Shugo TAKEMI)

サブトラックについても言及


 1991年に旧国立競技場で陸上の世界選手権(世界陸上)が開催されたのだが、コー会長は「今までで一番いい大会だったのではと思っている」と振り返り「陸上に関してはこういうホームになるような競技場は非常に重要だと思っている。状況が落ち着いた時に、また世界選手権を日本に開催したいと思っている。できればこの国立競技場で開催したいと思っているので、陸上トラックにプラスしてウオーミングアップのエリアに関しても維持してもらいたいと思っている。日本の陸上ばかりでなく世界の陸上にとってもレガシーになる施設だと思っている」などと世界陸上の開催を熱望。その場合にネックとなるサブトラックについても注文を付けた。今回の五輪ではサブトラックは仮設で用意され、終了後は撤去される予定となっている。

 また新型コロナ対策についても「アウトブレイクに備えてさまざまな知見を集め本としてまとめてもいる。こうした経験を生かしなんでもお手伝いさせていただく。今後についてはどうなるか分からないところはあるので、健康についての専門家だったり、政府の注意を受けながら、スポーツとしてできる限りのことにベストを尽くしたい。組織委員会をフルにサポートしたいと思っている」などと全面的な協力を約束した。
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