秋場所で初優勝の正代が大関昇進「至誠一貫で邁進」
大相撲秋場所で13勝2敗で初優勝を果たした東関脇正代(しょうだい)(28)=本名・正代直也、熊本県出身、時津風部屋=が9月30日に行われた日本相撲協会の番付編成会議で大関昇進を果たした。
伝達式で正代は「大関の名に恥じぬよう、至誠一貫(しせいいっかん)の精神で相撲道に邁進してまいります」と口上を述べた。
伝達式後、正代は「ほっとしている。かまずに止まらずに言えたのでまずまずです」と話した。口上に用いた「至誠一貫」という四字熟語について「相撲道に対して、誠実に、最後まで貫き通すという気持ちを込めた」と説明。後援者から教わった言葉だといい、「調べたらすごくいい意味だった」。母校の校訓など3つほどの候補の中から師匠の時津風親方(元幕内時津海)らと相談して選択した。
大関としての抱負を聞かれると「勝ち越すことを目指します」と最後まで謙虚な姿勢を貫いた。