前日のノンタイトル戦変更も佐々木大蔵がきっちり判定勝ち【Krush.118】

佐々木の左ミドル(撮影・蔦野裕)

中野の強打にヒヤリの場面も盤石の試合運び


 1R序盤、佐々木はローで中野の出方を探るが、中盤、中野が強烈な左フックを放つとリング上は一気に緊張度を増す。中野がロープに詰めてパンチの連打を放つと佐々木がスリップダウン。その後も、プレッシャーをかけてロープに詰めてはパンチの連打を放っていく中野に佐々木は左ストレート、ミドル、そしてローで反撃。

 2Rになると中野は左ジャブを突いて右フック。これでロープまで飛ばされた佐々木だったが左ミドルで距離を取るなど冷静な試合運びを見せる。

 3Rになっても中野は左ジャブからのパンチの連打を放っていくが、佐々木は巧みなディフェンスでクリーンヒットは許さない。ポイントで2点のビハインドがある中野はなおもプレッシャーをかけパンチを放つが、佐々木はミドル、ジャブで反撃。ともに笑顔を見せながらの打ち合いが続く中、試合終了のゴング。試合が終わり、何度も頭を下げる中野に佐々木は笑顔を見せた。

 判定は3-0で佐々木が勝利を収めた。