王者カリミアンが急きょのタイトル戦にも「自分が勝つために練習するということは全く変わらない」【K-1福岡】

古川会長やチームメイトに全幅の信頼

　そして「ここにいる仲間は試合がなくても、まるで自分が試合前のように一緒になって練習してくれる。武居選手も江川選手も。自分の試合が控えているわけではないのに、自分と同じような練習をしてくれる。そういう意味では名前の通り夢のようなジムだと思う」と続けた。

　他の選手が軽量級の中、飛びぬけて重量級のカリミアンとあってスパーリングパートナーの不在が懸念されるが「POWER OF DREAMで練習していると、スパーリングをしに来る選手もいる。ここにいる選手たちも軽い階級だが、ピットブルのような魂を持った選手が多く、ヘビー級並みのパンチを持っている。その意味ではスパーリング・パートナーに困るということはない。例えば武居選手のパンチは本当に重くて、ヘビー級の選手でもあれほどのパンチの持ち主はいない。彼は通常60kgぐらいだがパンチは100kgの選手並み」とこちらも特に問題は感じていないよう。

　また「最初は言葉の壁もあったが今では練習を共にして心が通じ合っているので目を見れば何を言いたいかが分かる。会長からよく言われるのは、リラックスすることと落ち着くこと。私は感情的になる部分があるが、リラックスして自分をコントロールしろと。そして“練習は厳しく、試合は楽に”とよく言われる」と話すなど古川会長へ全幅の信頼を寄せていることをうかがわせた。