【インタビュー】白濱亜嵐×平祐奈が純愛カップル熱演!映画『10万分の1』
白濱亜嵐
甘酸っぱい胸キュンシーンにドキドキ必至
劇中には、蓮と莉乃の甘酸っぱい胸キュンシーンも満載。2人が印象的だった、キュンキュンするシーンは?
白濱「剣道場での、蓮と莉乃の初めてのキスシーンはまさにキュンキュンポイントじゃないでしょうか(笑)。2人の後ろから光が差して、蓮の少し汗ばんでいる感じも、これぞ青春映画という感じのシーンだと思います」
平「2人の東京旅行のシーンも楽しかったですけど、やっぱり一番は電車での“壁ドン”かな。最初、莉乃のほうが“ドン”をするので、女の子のほうがするパターンですかと思ったら、そこからクルッと回転して…実際にあんなことになったら呼吸できなくなるんじゃないかと思います(笑)」
白濱「他にもキュンキュンシーンはいろいろとありましたよね」
平「パンケーキを食べさせ合ったりするシーンなどもありましたね。それと、莉乃が白杖を使うようになってからは、いつも反対側の手を蓮くんに支えてもらっていたので、常に2人の距離は近かったと思います」
白濱「近かったですね」
至近距離でのシーンもたっぷり。つい照れたりすることは?
白濱「僕は別に照れたりすることはなかったですけど…ありました?」
平「私も、カメラが回るとスイッチ入っていたので照れるということはあまりなかったです」
白濱「そうなんですよね。やっぱり演技に集中しているので照れるとかはないんですよね。ただ確かに、振り返ってみるとちょっと照れ臭かったセリフはありました。“オレ、莉乃のことになると、いつもの自分じゃなくなる”というセリフとか。あれは、高校生のくせにかっこいいこと言うじゃないか、と思っていました(笑)。蓮は基本的に、いつも感情をコントロールすることができる落ち着いたヤツなんです。ただ、莉乃の病気のことが分かって剣道場で叫ぶところは蓮の感情が唯一、爆発するシーンで、あの場面は僕もグッと来ました。三木監督は、僕が泣き叫ぶ姿を見ながらなぜか笑っていましたけど(笑)」
エモーショナルな描写にも定評のある三木康一郎監督だけに、白濱の迫真の演技に会心の笑みを浮かべていたのかも。一方、平の豊かな感情表現に、見る人も莉乃に共感せずにはいられない。
平「私は感情を露わにしながら思いを伝えるシーンが多かったので、もし自分だったらということを考えて、自分の感情と莉乃の思いを重ね合わせながらお芝居をしていました」
白濱「莉乃が物語の後半にかけてどんどん成長していくのが分かるんです。表情が大人になっていくんですよね」
同世代はもちろん、青春時代を振り返る大人たちの心もとらえてしまう蓮と莉乃の恋。演じた2人自身は、蓮と莉乃の恋をどう感じていた?
白濱「高校生のときに、ああいう恋愛がしたかったなと思いました(笑)。しかも蓮は莉乃のことをずっと思い続けていて、そういうのもまたいいなと思います。僕の同級生に、同級生同士で結婚した人がいるんです。そういうのってうらやましくないですか(笑)」
平「すごくステキですね。莉乃と蓮くんも性格が似たもの同士なところがあって、だからこそ真っすぐに引かれ合っているというか。本当にかわいい2人だなと思います。莉乃はもともと自分に自信がない子で、感情をいきなり出してしまったり気持ちをコントロールできないときもあったのに、蓮くんと付き合うようになってから少し強くなっていくんですよね。本当にかわいくて、でもお互いに成長し合って…すてきなカップルだと思っていました」
2人にとって、理想的な恋人関係とは?
平「莉乃と蓮くんのように、自分ができない部分を相手にしてもらって、相手ができないことを自分がやる…私もそんな補い合う関係が理想です」
白濱「僕は同じ感覚を共有できる人が理想かな。例えば、曲を聞いたり作品を見たときの感想が同じだったりする関係っていいなと思います」
本作では高校生役ということで、キュート&爽やかな制服姿もたっぷり見せてくれた2人。
白濱「僕は自分でもイケてるなと思ったんですけど、ギリギリなんじゃないかという声が周りからちらほら届いていました。でも僕としては本当にギリギリまで着たいと思っています、周りが止めるまで(笑)」
平「私はまだ自分でも制服に違和感がなくて、周りからも何も言われていないので(笑)。幼く見られがちなので、意外と20代後半までいけるんじゃないかと思っています(笑)」
白濱「うん、いけそうですね」