“リアル悟空”瀧谷渉太が引退式で「また会おうな。またな!」【RISE】

10カウントゴングを聞く瀧谷(撮影・堀田真央人)

最後まで“リアル悟空”を貫いたまま10カウントゴング


 そして「僕は18歳でプロデビューして、小学4年生から空手を始めて格闘技経験は20年になります。長かったようで短かった20年だと思います。この格闘技人生において後悔はないと言ったらうそになるんですが、今までやってきてこのような素晴らしい舞台で最後を迎えられることは格闘技人生、良かったと思えるものです。そして、31歳になった僕ですが、30歳になるまで格闘技をやらせてくれた両親にこの場を借りてお礼を言いたいです。そして僕は18歳の時に地元の愛知県でプロデビューして、愛知から東京までの遠いところを地元の方が毎回のように応援に来てくれて、本当に力になりました。24歳で東京へ出てきて、そこからも応援していただける人たちに出会えて本当に幸せだと思います。これからの第2の人生は、このリングで皆さんからたくさんの元気をいただいた僕が社会に出て、皆さんに元気を与える番だと思います。第二の人生はまだ“これをやる”ということは明言はできないですが、3月に予定していた引退式がコロナで延びて、この半年間で僕は格闘技から離れて社会を学ぶことができました。この格闘技で培った精神力でつらいことにも挑んでいき、社会人として凄い存在になれるように頑張って、皆さんに元気を与えられる存在になりたいと思います。キックボクサーのリアル悟空はここで引退ですが“リアル悟空、社会に出る”みたいな感じで、第2の人生“瀧谷渉太第2章”がたった今からスタートします。皆さんに少しでも瀧谷を見ていただけたら幸いです。最後にこれだけ言わせてください。“おら、もっともっと社会の修行するけれど、今度どこで会うか分からないけれど、また会おうな。またな!”」と最後まで“リアル悟空”を貫いたまま10カウントゴングを聞いた。
「RISE143」(11月14日、東京・後楽園ホール)
◆メインイベント(第10試合)Super Fight! スーパーフライ級(-53kg) 3分3R延長1R
◯大崎一貴(OISHI GYM)(判定3-0=30-29、29-28、30-28)川上 叶(龍生塾)●

◆セミファイナル(第9試合)スーパーライト級(-65kg)次期王者挑戦者決定戦 3分3R無制限延長R
●タップロン・ハーデスワークアウト(ハーデスワークアウトジム)(判定3-0=29-28、30-28、30-27)実方拓海(TSKjapan)◯

◆第8試合 スーパーライト級(-65kg)3分3R延長1R
◯北井智大(チームドラゴン)(判定3-0=28-27、28-27、28-27)吉沼大樹(フリー)●

◆第7試合 スーパーライト級(-65kg) 3分3R延長1R
●川島史也(BattleNation)(2R1分29秒、KO)伊藤澄哉(戦ジム)◯

◆第6試合 ミドル級(-70kg) 3分3R延長1R
◯廣野 祐(フリー)(判定3-0=30-28、30-28、30-28)中島将志(新潟誠道館)●

◆第5試合 瀧谷渉太引退エキシビションマッチ 2分1R
瀧谷渉太(KSS健生館)vs寺戸伸近(Booch Beat)

◆第4試合 フェザー級(-57.5kg) 3分3R延長1R
●澤谷大樹(HAWK GYM)(判定0-3=28-29、28-30、28-30)門口佳佑(EX ARES)◯

◆第3試合 フェザー級(-57.5kg) 3分3R延長1R
●宮崎就斗(TARGET)(判定0-3=28-30、28-30、27-29)竹内将生(エイワスポーツジム)◯

◆第2試合 フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R
●平野凌我(MTS)(判定0-3=29-30、29-30、29-30)梅井泰成(TEAM TEPPEN)◯

◆第1試合 -56kg契約 3分3R
◯山元剣心(FAITH)(2R48秒、KO)福井萌矢(建武館)●
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