ブラサカ日本代表監督、パラリンピックは「無観客でもやりたい」。コンディションは過去最高

7月25日に奥戸総合スポーツセンター陸上競技場で行われたメディア公開練習の様子(写真・内田和稔)
 現在、1回あたり2時間の練習を週2〜3回、合宿は月1回行なっている日本代表チーム。課題のひとつは、海外選手との実戦の機会だ。現時点で今後の大会の見通しは立っておらず、高田監督も「トレーニングはしっかり積めているが、試合の機会がないことが苦しいところ」と話す。海外遠征は「自主隔離など大変なこともあると思うが、安全性を考えて」と、再開に向け模索を続けていることを明かした。

 来年の五輪パラリンピック開催に向けては、政府、東京都、組織委員会などにより簡素化のための観客規模縮小を視野に入れた議論が進んでいる。あくまで個人の意見とした上で、高田監督は「万全な状態での開催が難しいのは推測しているが、個人的には無観客でも試合はやりたい。欧州主要リーグなども無観客で開催していて、映像配信でも世界中のファンにサッカーの価値と感動を与えていた。最高のプレーを東京で披露すれば、ブラインドサッカーでも同じようなことができると思う。勝ち負け以上に皆がプレーすることに価値がある大会にしたい」とアスリート側の思いを語った。

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