【2020年振り返り 2月編】ダイヤモンド・プリンセスでずさんな対策で集団感染発生。イベントの中止や無観客開催が相次ぐ

 新型コロナウイルスの感染者数、どこで感染者が発生したか、そして死者数といったニュースが一気に増えてきたのが2月。ということで2月のニュースを振り返る。
クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の検疫に向かう担当者(写真:ロイター/アフロ)

東京オリンピック・パラリンピックの開催を懸念する声があがり始める


 2月1日から「中国での新型コロナウイルスの感染者が1万人超える」というショッキングなニュースが流れる。

 そして3日には、新型コロナウイルス感染者が一時乗船していた大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」が横浜港に入る。同船では集団感染が発生。乗客は長期にわたり、船内に足止めとなった。船内ではずさんな感染対策が取られていたようで、感染症専門医の岩田健太郎神戸大教授がその状況をYouTubeに投稿した動画で告発するといった出来事もあった。

 新型コロナの影響はスポーツ界にも及び、サッカーのJリーグが公式戦を延期、プロ野球のオープン戦が無観客試合となった。

 2月26日にはIOC委員のディック・パウンド氏が東京五輪の「1年延期」の可能性に言及。このころから国内でもぼちぼち東京オリンピック・パラリンピックの開催を懸念する声があがり始める。
2月1日(土)
◆中国での新型コロナウイルスの感染者が1万人超える

2日(日)
◆JRAのWIN5で史上2位となる4億3390万7040円の高配当
◆羽田新ルートの試験飛行開始
◆有吉弘行のツイッターフォロワー数が720万人突破 
◆全豪オープンテニス男子シングルスでジョコビッチが2年連続8度目の優勝

3日(月)
◆俳優・川崎麻世とタレントのカイヤの離婚が成立
◆IR汚職で秋元容疑者を追起訴
◆歌手の梓みちよさんが1月29日に亡くなっていたことが分かる。76歳
◆新型コロナウイルス感染者が一時乗船の大型クルーズ客船が横浜港入り。船内でおよそ3500人に検疫
◆中国で新型コロナウイルスで新たに64人死亡。死者400人を超える
◆NBAウィザーズの八村塁がウォリアーズ戦で先発復帰
◆米で新型コロナウイルスによる肺炎の感染者が新たに5人確認。11人に
◆WHOのテドロス事務局長が新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた渡航制限は「不必要」と言明

4日(火)
◆さっぽろ雪まつりが開幕
◆将棋の藤井聡太七段がB級2組へ昇級

5日(水)
◆鈴木杏樹に喜多村緑郎との不倫報道
◆トランプ米大統領の「ウクライナ疑惑」をめぐる弾劾裁判で無罪判決
◆西部劇映画「OK牧場の決斗」のカーク・ダグラス氏死去。103歳

6日(木)
◆拉致被害者有本恵子さんの母、嘉代子さんが3日に死去していたことが分かる
◆麻薬取締法違反の沢尻エリカ被告に懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決
◆鈴木杏樹が喜多村緑郎との不倫報道を謝罪。ラジオ番組降板

7日(金)
◆クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で新たに41人が新型コロナウイルスに感染。感染者が61人に
◆元広島監督の山本浩二氏ががん闘病を告白
◆ビートたけしが18歳年下のパートナー女性・A子さんと再婚したことが分かる

8日(土)
◆サッカー・Jリーグの「スーパーカップ」で神戸が初優勝
◆フィギュアスケートの四大陸選手権女子フリーで紀平梨花が2連覇

9日(日)
◆江頭2:50が開設から9日でユーチューブ登録者数100万人を突破
◆共産党の志位和夫委員長が国民民主党の小沢一郎衆院議員の政治塾で講演
◆羽生結弦が男子初となる6冠完全制覇「スーパースラム」を達成
◆第92回アカデミー賞でポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』が作品賞、監督賞ら4冠達成
◆柔道のグランドスラムで五輪金メダリストのテディ・リネールを日本の影浦心が破る

10日(月)
◆札幌移転の五輪マラソンのチケット代が返金へ
◆公取委が送料無料化で楽天に立ち入り検査
◆JR東日本の最大の労働組合「東日本旅客鉄道労働組合」が分裂

11日(火)
◆中国での新型肺炎による死者が1000人超える
◆プロ野球の南海、ヤクルト、阪神、楽天で監督を務めた野村克也氏が死去。84歳
◆神田松之丞が講談の大名跡「伯山」を襲名

12日(水)
◆クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の乗船者を検疫した検疫官1人も感染
◆セブン-イレブン東大阪南上小阪店の元オーナー・松本実敏さんがセブン本部を提訴
◆タレントで東京海洋大学客員准教授のさかなクンが参院国際経済・外交に関する調査会に出席
◆安倍首相が立憲民主党の黒岩宇洋氏への「ウソつき」発言の謝罪を拒否 
◆衆院予算委員会で安倍首相が質問を終えた立憲民主党の辻元氏に「意味のない質問だよ」とヤジ
◆日産がゴーン前会長に100億円の賠償請求
◆電通が初の営業赤字転落
◆IR汚職疑惑の秋元司被告が保釈

13日(木)
◆歌手の槇原敬之容疑者を覚せい剤取締法違反の疑い(所持)で逮捕
◆和歌山県在住の50代男性が新型コロナウイルスに感染していることが確認される
◆楽天の三木谷浩史社長が「送料無料」を「送料込み」に修正する考え示す
◆肺炎で死亡した神奈川県の80代女性が新型コロナウイルスへ感染していたことが分かる
◆崎陽軒が12日にダイヤモンド・プリンセスに寄付した「シウマイ弁当」4000食が乗客に提供されず
◆千葉県在住の20代会社員男性が新型肺炎感染
◆新型肺炎感染確認の80代女性が新たに陽性が判明した東京都のタクシー運転手の男性の義理の母であることが分かる

14日(金)
◆和歌山県の有田病院を受診していた70代の男性が新型コロナウイルスに感染していたことが分かる
◆スピードスケートの女子団体追い抜きで高木美帆、高木菜那、佐藤綾乃が世界新

16日(日)
◆新型コロナで台湾で初の死亡者

17日(月)
◆指定暴力団「任俠山口組」が名称を「絆会」に変更
◆新型コロナ感染拡大で「嵐」が北京公演を中止
◆れいわ新選組が次期衆院選小選挙区の1次公認7人を発表
◆大津の園児死傷事故で新立文子被告に禁錮4年6カ月の判決
◆「桜を見る会」の前日に開かれた夕食会をめぐる安倍晋三首相の答弁をANAホテルが否定

18日(火)
◆武漢市武昌病院の劉智明院長が新型コロナによる肺炎のため死去。51歳

19日(水)
◆神戸大学感染症内科の岩田健太郎教授がダイヤモンド・プリンセス内のずさんな感染対策をYouTubeに投稿した動画で告発
◆森友裁判で籠池泰典被告に懲役5年、諄子被告に懲役3年執行猶予5年
◆高野連が投球数制限を承認
◆白血病で療養中の競泳女子・池江璃花子が報道ステーションに録画で出演

20日(木)
◆アントニオ猪木が喜寿を祝う会で長州力に闘魂ビンタ
◆イケアが初の法人向け店舗「IKEA for Business」を渋谷区にオープン

21日(金)
◆サッカーJリーグが開幕
◆新型コロナ感染拡大による観光客の減少で「白い恋人」の製造を1カ月停止
◆中居正広が3月いっぱいでジャニーズ事務所を退所し独立することを発表

22日(土)
◆福島瑞穂参院議員が社民党党首に復帰
◆新日本プロレスの中西学が引退
◆「ダイヤモンド・プリンセス」から下船した23人にウイルス検査をしていなかったことが発覚

23日(日)
◆フェブラリーSでモズアスコットが史上5頭目の芝&ダート両GI制覇
◆ばんえい競馬のホクショウマサルが地方競馬・中央競馬の連勝記録を31に伸ばす
◆存命中の世界最高齢男性だった渡辺智哲さんが老衰のため死去。112歳

24日(月)
◆チュートリアルの徳井義実の活動再開を吉本興業が発表
◆大相撲春場所で西横綱の鶴竜が38年ぶりの「横綱大関」

25日(火)
◆3月15日の故・中曽根康弘元首相の内閣・自民党合同葬が延期
◆電通社員がコロナ感染で本社ビル勤務の全5000人がテレワーク
◆Jリーグが公式戦の延期を決定
◆エジプトのムバラク元大統領が死去
◆オーストリアとクロアチアで新型コロナの感染者

26日(水)
◆宮城県の女川原発2号機が新規制基準を満たし審査に正式合格
◆熊本地裁が菊池事件の裁判手続きについて「合理性を欠く差別」と違憲性認める
◆安倍首相が今後2週間のイベントの中止・延期を要請
◆プロ野球オープン戦全72試合が無観客試合に
◆自民党の秋葉賢也首相補佐官が地元で政治資金パーティー
◆IOC委員のディック・パウンド氏が東京五輪の「1年延期」の可能性に言及
◆女子テニスのマリア・シャラポワが現役引退を表明

27日(木)
◆JRAが29日からの中央競馬開催をしばらく無観客で行うと発表
◆「AnimeJapan 2020」の開催中止が正式発表
◆柔道の五輪代表12人が決定
◆大津の園児死傷事故で新立文子被告が控訴
◆衆院が森法相の不信任決議案を否決
◆槙原敬之容疑者の尿から違法薬物の成分検出されず
◆WHOが新型コロナウイルスの世界的な感染拡大について「パンデミックの可能性がある」

28日(金)
◆義家弘介法務副大臣をレバノンに派遣することを発表
◆東京ディズニーランドとディズニーシーが29日から3月15日まで臨時休園することを発表
◆日本大相撲協会が春場所の通常開催を断念
◆音楽教室での演奏めぐる訴訟でJASRACが勝訴
◆北海道に緊急事態宣言

29日(土)
◆JRAが無観客競馬
◆武藤敬司が会長務めるWRESTLE-1が活動休止を発表
◆JRAジョッキーの四位が引退
◆東京事変がライブ決行
◆東京ガールズコレクションが無観客で開催
◆米国とタリバンが和平合意に署名