長谷川博己がクランクアップ!「 現世でも、麒麟がくる世を願って」<麒麟がくる>
放送中の大河ドラマ『麒麟がくる』で、主演の長谷川博己が27日にクランクアップした。
長谷川は、2019年6月3日から撮影に入り、約3カ月にも及ぶ 撮影休止期間を経て、主人公である明智光秀を演じきった。
「まだ実感は湧かないのですが、とにかくクランクアップできて本当に安心しました。長く険しい道でしたが、出演者、スタッフのみなさんひとりひとりに、感謝の気持ちをこめて、ありがとうと伝えたいです。スタッフのみなさんのプロフェッショナルさが本当にすばらしくて感服しました」と、長谷川。
また、「 大河ドラマは日本の文化なんだとすごく感じましたし、絶対これは続けていきたい、後につなげていきたいと思いました。 現世でも、麒麟がくる世を願って。 みなさま、本当にありがとうございました! 」と、明智光秀として生きた約1年半を振り返った。
制作統括の落合将氏は「 思えば、新型コロナウイルスによる撮影中断・放送中断という前代未聞の出来事をはじめ、実にさまざまなトラ ブルが降りかかってきた大河ドラマでした。しかし、どんなトラブルが起こっても、長谷川さんは池端俊策先生の世界観を強く信じ、池端さんが紡ぎだす明智光秀像と自分なりに格闘し、この物語を現代に送り出す意味を常に考えながら、ぶれない姿勢でチームを引っ張ってくれました。大きく身を削ったであろうその長い長い闘いは、 完成した作品の中の光秀の芝居にすべて現れていて、この21世紀版戦国叙事詩ともいえる大河ドラマの中心で 特別な輝きを放ったと思います」
『麒麟がくる』は年越えて2021年2月7日の第44回まで続く。大河ドラマとしては史上初の越年放送となる。落合氏は「年明けからは最終章として本能寺の変に 向けて大きなクライマックスを迎えます。大変な時代ですが、お茶の間の娯楽として、あっと驚く結末に向けて 最後まで楽しんでご覧いただければと思います」と話している。