長谷川博己「心の機微を感じ取っていただけたら」大河ドラマ『麒麟がくる』はクライマックスへ



 明智光秀を演じている長谷川博己は、年も押し迫った昨年12月27日にクランクアップ。

「約1年半光秀を演じさせていただきました。撮影中いろいろなことがありましたが、長期間の撮影の中で、キャラクターに深みが増したといいますか、熟考して光秀という役に向き合えたすごくいい時間だったなと思います。早く結末を迎えたいと思う気持ちもある一方で、いざ終わりに近づくとこの役から離れることに少し寂しい気持ちもしています」

 新しい光秀像を演じて来た。一挙手一投足、力強い眼差しで視聴者をくぎ付けにした斎藤道三(本木雅弘)を筆頭に、光秀はたくさんの魅力的な登場人物に刺激を受けて来たと振り返る。

「共演者のみなさんからもらった光のようなものを自分の中に取り入れて、光秀をここまで体現できたと思います。いまは光秀が本当にこういった人生だったのではないかと疑いなく思えていますし、そのくらい、光秀の人生をがっちり過ごせました」