秀吉演じる佐々木蔵之介、ライバルの光秀「僕は好きなんですけど…」<麒麟がくる>



『麒麟がくる』では「本能寺の変に至るまで丁寧に描かれています」と佐々木。「自分の出演していないシーンを鏡前や楽屋のモニターで時々見ていましたが、“そりゃ光秀もそうなるよな” “そしたら上様もああなるわな” といろいろ慮ること多かった」という。

 物語が、京~伏魔殿編に入ってからは、光秀との関係が大きく変化した。

「秀吉は“光秀の最大のライバル”とうたわれてきましたが、個人的にはライバル視の様なものはありませんでした。価値観や手段が違っただけで、あくまで同じ“織田家臣”だと。だから、本当は僕は好きなんですけど…こればっかりは。史実や台本がそうさせてはくれなかったです(笑)。そんな大好きな光秀を演じられた長谷川さんの存在は、スタッフ、キャスト、全員の励みでした。どんなにピンチのときも、真ん中で真っ直ぐ立ってくれていました」



 最終回までリアルカウントダウン。

 佐々木は「困難な状況の中で撮影できたこと、そして間もなく完走できることに、今は感謝しかないです。楽しみにしてくださる視聴者の皆さまの応援が大きな力でした」。そのうえで「間もなく終わってしまうのが寂しくもありますが、見たことのない戦国時代のドラマになっていると思います。最終回までぜひご期待ください」と呼びかけている。

 3日放送の第39回は「本願寺を叩け」。武士としては最も高い冠位を授けられた信長(染谷将太)の帝さえもないがしろにする態度が危険視されるようになっていた。信長は光秀(長谷川博己)のところにやってきて、一方的で無茶な要求を繰り返す。光秀は高熱で倒れてしまう。

『麒麟がくる』は、毎週日曜、総合で午後8時、BSプレミアムで午後6時、BS4Kで午前9時。再放送もある。