新プリプリ王者・辰巳リカが渡辺未詩との初V戦に勝利宣言【東京女子プロレス】
タッグパートナーでもある2人は会見で、それぞれへの思いを打ち明けた
渡辺「“リカさんを超えたい”と試合後に改めて思った」
プロレスラーとアイドルを兼務する「アップアップガールズ(プロレス)」のメンバーとして、18年のイッテンヨンでデビューした渡辺は、初のプリプリ王座挑戦となるが「私はリカさんがプリプリのベルトに挑戦することが決まったときから、応援しようっていう思いでセコンドにも付いて、当日近くで背中を見ていたんですけど。リカさんとユカさんの熱い戦いに心打たれるものがあったし、リカさんが勝った瞬間っていうのは涙をこらえるのに必死でした。自分も頑張りたいっていう思いと“リカさん、おめでとう”っていう気持ちが同時に込み上げてきた感じです。リカさんが勝ったら(ベルトに)行きたいっていうのは試合前から思っていたことではあります。自分が白昼夢として一昨年からリカさんの隣に並んで戦ってきて、その期間成長することが多くて。自分はリカさんがいなかったら何もできなかったし、リカさんに甘えているようなところも、試合の中でも試合以外でもあったと思います。自分がリカさんの背中を見ていて“リカさんを超えたい”と試合後に改めて思ったので、(挑戦を)言おうと決めました」とコメント。
続けて、渡辺は「このイッテンヨンでデビューから3年になりまして、3年前はプロレスを本当にやりたくないという感情でした。でも恵まれた環境というのがあって。オーディションのときからデビューも決まっていましたし。そのときにリカさんが会見で“この恵まれた環境にアプガ(プロレス)は甘えてるんじゃないの?”って言ったことがあって、その言葉がものすごく響いて。そこからリカさんの背中を追うようになって、白昼夢としてベルトを一緒に獲ることもできました。自分にとってプロレスにここまで向き合えたっていうのはリカさんの存在が大きかったし、だからこそ今ここでリカさんを超えたいっていう思いがあります。(リカさんの)後輩のなかでも自分が一番にベルトを獲りたいです。アップアップガールズのなかでも(仮)さんが新体制になって、ここで“(プロレス)も負けてないぞ”って、ベルトを獲って証明したいです。アップアップガールズのなかでも一番有名になれるように、熱い思いで戦いたいと思います」と語った。
タッグパートナー対決とあって、タイトル戦まで約1カ月間、「白昼夢」としてのリング上での活動が気になるところだが、辰巳は「この間は対角にいたいです」とキッパリ。渡辺は「この1カ月は対角で戦いたいという気持ちがあるんですけど、白昼夢はここで終わるわけではなくて、白昼夢の新しい形をこの1カ月間とそれ以降で見せていけるんじゃないかなって思います」と話し、王座戦までは、ともにタッグを“封印”したい意向を示した。
最後に辰巳は「(成長を感じられるのが)メチャメチャ楽しみです。シングルで当たるのも久々で、タッグでやってきた未詩と改めて戦える。それだけで胸がいっぱいになると思うんですけど、後楽園ホールのメインで、どれだけのことができるのか。白昼夢で夢を見せたいなっていう気持ちです」と妹分との戦いに思いを馳せていた。