原口健飛が現役のGLORY王者ペットパノムルンと対戦【2・28 RISE】

伊藤代表「世界最高峰の選手を用意できた」

　大会後には伊藤隆RISE代表と原口が会見に臨んだ。

　伊藤代表は「もともと関係者を通じて水面下で交渉していた。本当にふさわしい相手が出てくるのかなと思っていたが、今回、原口健飛にふさわしい相手が出てきた。原口は最強を求めている男。世界最高峰の選手を用意できたと思っている。今回、GLORYとやり取りをさせてもらい、初回からトップの王者を出してくれたことには感謝している。原口選手自身もタイトルを狙っていきたいということもあるので、今後はさらに交流を深めて、タイトル戦線に持っていけるようにしたい。ほかの選手たちもどんどん交流して行き来できるように（関係を）作っていきたいと思っている」などと今回の経緯を説明。

　現在、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、海外からの渡航が2月7日まで禁止され、予断を許さない状況ではあるが「契約はしているので、万が一、2月28日にできなくても必ずこの試合は実現させるという気持ちがある」と語った。

　原口は改めて「強い奴とやりたいという希望を伝えたら一番強い奴が出てきた。正直、めちゃくちゃ恐怖心はあるが、今回は得るものが大きいし、戦えることが大きいことなので、珍しく楽しみもある。こういう状況なので、どうなるかは分からないが、こうやって僕と戦ってくれると言ってくれているので絶対にやりたいし、やったら日本人は強いということをしっかりぶつけて海外に帰らせてやろうと思っている」とペットパノムルン戦への意欲を見せた。

　ペットパノムルンの印象については「身長は僕のほうが大きいが、サウスポーで左ミドルと左ハイキック、左前蹴りの打ち分けがすさまじい選手。腕ごと折られると思う。ガードはできるが腕ごとやられそう。スピードは僕のほうがあるので、タイミングで、一瞬のスキを突いて倒そうかなと思っている」などと語った。