が~まるちょばの最新公演が開幕「パントマイムの凄さをあらためて実感」



 公演は、ストーリー仕立てのショートスケッチと、長編『指環』の構成。

 最初の『ピアニスト』では”見えないピアノ”と格闘するピアニストに笑い、『マッチ売りの少女』では可憐な少女の思いに心を寄せさせながらもツッコミのマインドがむくむくと、銀行強盗、サラリーマン、若さにあこがれる化学者と短いストーリーに笑わされたり、共感させられたり。

 が~まるちょばの真骨頂となる長編の『指環』は、指環を軸に、ある男の人生を描く。この世を去ろうとしていた男だったが、あることから人生が大きく変わっていく。言葉も小道具もないステージの上で、たった一人、音楽と照明といった最低限の演出だけで紡がれる、何年にもわたって展開する物語に客席は一喜一憂、ラストでは感動に浸った。



 が~まるちょばは、「残念ながら夜の公演は中止になっちゃったけれど、この御時世に日中の4公演が出来るってんだからありがたい。 舞台上は過去から未来へあんな事やこんな事になっちゃうけれど、これがたったひとりで出来るってんだから、我ながらパントマイムの凄さをあらためて実感する今回の公演。 沢山の人に「舞台でのパントマイム」、そして「が~まるちょば」を楽しんでもらえたらと思います!」とコメントしている。

 23・24日に同所で。23日は13時と17時30分開演の2回、24日は13時開演。当日券もある。