壬生狼一輝が松本日向との激闘制し吉岡ビギンへの挑戦アピール【Krush.121】

壬生狼(左)の左ストレートが松本の顔面をとらえる(撮影・蔦野裕)

判定ばらつくも2-0で勝利


 対する松本は「格闘代理戦争4thシーズン」出身で、2019年9月の「KHAOS.9」でのプロデビュー戦から同じ格闘代理戦争出身の橋本実生に2連勝。昨年3月にはK-1甲子園王者で、プロでも3連勝中だった多久田和馬にKO勝ちを収め、こちらも一気にバンタム級の次代を担う存在に。しかし昨年の7月大会を前に脳内出血を患いドクターストップがかかり欠場。今回はそこからの復帰戦となった。

 試合は1Rからハイスピードの打撃戦を展開。松本のローに壬生狼が右ストレートを合わせ、ダウンを奪ったかに見えたが、これはスリップと判定。

 2Rも互いに蹴りからパンチのコンビネーションを見せ、単発では終わらせず、激しい打ち合いとなる。3Rは序盤は松本がパンチを当てていくも、終盤になって壬生狼のパンチが松本をとらえていく。

 ジャッジの難しい展開となった試合は1人が30-30、1人が30-29、もう1人は30-27とばらつく判定となったが、2人が壬生狼を支持し2-0で壬生狼が勝利を収めた。