CyberFightグループのDDTに秋山準、ノアに武藤敬司が入団

DDTとノア、2団体の王者がそろい踏み

武藤「一レスラーとしては、俺はトップのつもり。それをどう料理してくれるかは団体側」


 秋山のDDT入団経緯について、高木社長は「もともと秋山選手に昨年からゲストコーチを経て、レンタル移籍の話があったときから、いつかはDDTに正式に入団していただきたいなと思っておりまして。昨年末から全日本プロレスサイドと話はしてたんですけど。年をまたいでから秋山選手のヒザの手術で少し先延ばしになっておりまして。1月末に正式入団の申し出をしましたところ、カルッツかわさきでのKO-Dタイトルまで待っていただきたいということで。話は保留になっていたんですが、昨日、大会終了後に正式に秋山選手からよいお返事をいただきましたので、本日付で正式入団という運びになりました」と説明した。

 秋山は「所属の話は少し前からいただいていたんですけど、自分自身、年もアレですし、どうしても所属と言ったらリスクも団体側にあると思うので、勝ってクリアにして、お受けしたいというのがありましたので。昨日ベルトが獲れたので、お返事させてもらいました。DDTに自分の持ってるものすべてを注ぎ込みたいと思っております」と決意表明。

 全日本、WRESTLE-1では経営にも携わっていた武藤は一選手としての入団に、「経営サイドではないということが、リングの上でよりパフォーマンスしやすいというか。ノアもそっち方面を期待してくれていると思うんで。ぶっちゃけ団体レベルではトップの団体を目指すと皆さん公言してるんだけど、個の一レスラーとしては、俺はトップのつもりでいますから。それをいかように料理してくれるかは団体側でありますので」と話した。

 高木社長はプロレス業界のナンバー1を目指しているが、武藤は「業界ナンバー1のレスラーを抱えた以上、組織としてもナンバー1になってもらわないと困りますね」とし、秋山は「高木社長が言うように、中の選手はもちろん武藤さんが言ったように、ナンバー1の選手がいるかも分からない。実際スケール感では及んでないと思うんで、そこに追いつけるように。僕一人とか武藤さん一人でできるもんじゃないと思うんで、全部選手が一丸になって、そこに向けてやっていかないといけないんじゃないかと思ってます」と述べた。
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