ラーメン二郎の“麺職人”三輪裕樹が「スモジ」を背負って強敵・島野浩太朗と対戦【3・28 K-1】

強烈な右ロー

「勝って食う二郎と、負けて食う二郎は全然違う」


 ちなみにラーメン二郎相模大野店はジロリアンの中では「スモジ」と呼ばれているとのこと。ジロリアンというのはラーメン二郎をこよなく愛する人たちの総称。


 三輪は2年前に「初めて食べに行ったラーメン二郎が相模大野店で、めちゃめちゃうまくて、感動した。ちょうど麺を作ってた人が辞める時で、働き手を探していたらしく“働いてみたいな”と思った。やり始めたらハマってっしまった(笑)。最初は上手くできなかったんですけど、今は一人で麺を作っています」とのことで、この日も店で麺を作ってからジムに来て、練習が終わると店に戻り、スタッフとして働くという。


 前回の試合の時は計量後に麺を食べて、体力を回復。激闘につなげた。とはいっても体重制限がある競技をする格闘家としてはそんなにいつも二郎のラーメンを食べるわけにもいかない。三輪も「さすがに練習前に食べると調子が悪くなる(笑)。重いし、脂もすごいので(笑)」とのことで「1週間のうち“この日に食べよう”という日を決めて、そこまで頑張って節制するので、その日が来たらうれしい(笑)。今は試合に向けた追い込みが始まってるので一度も食べていない。次にラーメンの形で食べるのは島野選手に勝ってから。勝って食う二郎と、負けて食う二郎は全然違うんで」などと語るなど苦しいトレーニングに打ち勝つための、そして試合に向けてのモチベーションとしてラーメン二郎は三輪にとって欠かせないものとなっている。


 そして「前回の試合でボディーが効かなかったのは『二郎の麺』のパワーもあると思うんで」と今回も計量後にはスープもあるラーメンという形ではなく、麺だけゆでて食べるつもりだ。