橋本聖子新会長が「女性理事40%」「東京モデル」など目標掲げる

候補者検討委員会の座長を務めた御手洗氏

候補者検討委員会でセクハラ問題は議題に上がらず


 第2部には候補者検討委員会の座長を務めた御手洗氏が出席した。


 今回の橋本氏の推薦について「9人の候補の名前が出たが、結果としては全員一致で橋本氏がふさわしいという結論になった」と語った。他の候補については「立候補ではなく、私たちが勝手に選んだ人たち」とのことで名前を公表することはなかった。御手洗氏を除く7人の委員が候補者の名前を上げたのだが、7人中6人が橋本氏の名前を書き、書かなかった1人についても橋本氏は固辞するという報道を見て、書かなかったと、ほぼ全員が橋本氏を推薦していたことを明かした。


 7年前のセクハラ問題については「議論はなかった。国務大臣をやっていることから、社会的にも政府の中でも謝罪を受け入れ、問題にしていないと解釈した」と議題に上がらなかったという。


 8人の検討委員会で候補を決めるという手法については「時間があれば理事から立候補をしてもらって議論をするのも一つの方法。そうするとわいわいがやがやとなるし、ノミネートされた方も引き受けてくれるか分からない」などと時間的な制約が大きな理由であるとした。そして「最終決定をするのは理事会。(他の理事が)意見を言う機会はある。終わった後にメンバーも公開した」などと話し「透明性は損なわれなかったと思っている」とした。


 また候補者の選定にあたり最初に決めた、5つの「新会長に求められる観点(資質)」について「彼女のために作ったのではと思うくらい」と橋本氏の会長としての資質に太鼓判を押した。


 結果的に女性を選出したことについては「女性だからということは少なくとも我々は考えなかった。人物本位。キャリアを見て。私は政治家としての橋本さんを評価している一人。女性だからということはなかった」と世論を意識したうえでの女性の選出ではなかったことを強調した。



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