「最低な映画」とディスり合い、無関係な作品の宣伝も…よしもと芸人の映画完成会見

『同度のカノン』 粗品(霜降り明星)と亜生(ミキ)

『戦湯~SENTO~』からは脚本・監督を担当した品川ヒロシ(品川庄司)と、出演した秋山竜次(ロバート)が登壇。「銭湯もコロナの影響で行く人が減ったと聞き、コロナが終わったらまた裸の付き合いができたら」と作品のアイデアを思い付いた経緯を明かした品川。秋山は「撮影では前張りをしていたがお湯に入るので途中で取れてしまって、そのまま演じていた。ところが品川監督が足を滑らせたので慌てて、数秒前まで股間を抑えていた手でつかみました」と撮影の舞台裏を明かすなど、作品をアピールしていたが、最後に「甘味裁判官あんみつ先生」と書かれた、このボケのために作ったというTシャツを披露し「ドラマ『あんみつ先生』もよろしく! 架空のドラマなんですけどね」。品川は苦笑しつつ「それ作ろうよ、オレ(脚本を)書くわ」とやる気を見せ、逆に秋山をたじろがせていた。


『バックヤードにて』からは出演した近藤春奈(ハリセンボン)が登壇。「万引きする主婦という役どころにはなぜか自信がある」と胸を張り、普段から親交のある水川あさみとの共演を振り返り「去年からいろいろな賞を取られていて、本作では私も主演ですから、爪痕を残したい」と意欲を見せた。


『同度のカノン』からは脚本・監督の粗品(霜降り明星)と、出演の亜生(ミキ)が登壇。ところが「本作のために亜生には坊主にしてほしかったんですけどしてくれなかった」とぼやく粗品に、亜生は「M-1の準々決勝も控えていたし…」。「そこ本当は決勝も控えていたし、と言いたかったんですよね」と粗品に痛いところを突かれた亜生は「園子温さんとか、もっとすごい監督だったら坊主にした」「粗品の10分のために坊主になんかしない」「一番いいテイクで監督の興奮する声が入ってNGになった。監督が一番じゃま」とディスリモード全開。それでも最後には「10分でちゃんと面白い映画です」とアピールし粗品を喜ばせていた。


 映画『半径1メートルの君~上を向いて歩こう~』は2月26日より全国公開。