新美貴士が強敵・斗麗からダウンを奪っての判定勝ちで初防衛に成功【Krush.122】

斗麗の飛びヒザにパンチを合わせて新美がダウンを奪った(撮影・蔦野裕)

「K-1のチャンピオンにもなる」


 3Rは逆に斗麗が前に出て、前蹴り、右アッパー、左フック、そして飛びヒザと放っていくが、新美もパンチで応戦。左のローをこつこつと出し続けると、斗麗はバランスを崩しスリップダウン。中盤、やや踏ん張りが利かなくなってきた斗麗が飛びヒザを狙ったところで新美が左フックを合わせると斗麗は痛恨のダウン。


 すぐに立ち上がり、前に出る斗麗に新美は左ストレートをヒットさせていく。斗麗も多彩なパンチを繰り出していくが、明らかにスピードも威力もダウン。それでも最後まで懸命に打ち合いに行くが、新美のスタミナは無尽蔵。


 試合は判定となり、30-28、29-28、28-28と最終ラウンドのダウンがものをいい新美が2-0で判定勝ちを収め、リベンジと初防衛を果たした。


 新美は試合後のマイクで「2年前の2月にお爺ちゃんが亡くなったので、今日の勝利はお爺ちゃんに捧げたいと思います。これからもっともっと強くなるので。K-1のチャンピオンにも僕はなるので、これからも応援よろしくお願いします」とK-1王座への意欲を見せた。