橋本聖子会長が海外からの観客受け入れに「聖火リレーの前には決めたい」。無観客は議題に上がらず

五者協議後に取材に応じた橋本会長(Photo by Tokyo 2020)

評議会では女性理事12人を選任。比率は42%に


 また森喜朗前会長の女性蔑視発言により国内外から注視されることとなったジェンダー平等については「オリンピック・パラリンピックの開催を通じ、ジェンダー平等、共生社会など多様性と調和の一層の具現化に取り組んでいくことも確認した。多様性と調和は東京2020大会の柱の一つ。互いが互いを認め合い共生できる社会を大会のレガシーとするべく関係者とともに務めていく」と話した。


 この日は五者協議に先駆けて行われた評議会で新しく理事を選任。


 選ばれたのは日本パラリンピアンズ協会会長の大日方邦子氏、日本スケート連盟副会長の斎木尚子氏、株式会社イー・ウーマン社長の佐々木かをり氏、東京都障害者スポーツ協会会長の白石弥生子氏、東京大大学院教授の白波瀬佐和子氏、日本オリンピック委員会理事の高橋尚子氏、登別アシリの会代表の芳賀美津枝氏、弁護士の林いづみ氏、桐蔭横浜大学教授の日比野暢子氏、日本オリンピック委員会常務理事の籾井圭子氏、国際医療福祉大学教授の矢野晴美氏、中京大学教授の來田享子氏の12人。


 組織委はこれまでは女性理事が7人だったのだが、今回の12人を加え19人となり、女性比率が42%となった。橋本会長は2月18日の就任会見で「組織委での女性の比率を40%にする」という目標を掲げていた。



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