震災発生からの膨大な取材データから問いかける 「あのとき」と「これから」〈特別企画「震災と未来」展 ―東日本大震災10年 ―〉
地震発生から今日まで、東日本大震災を取材・報道してきたNHKと、幅広いテーマを科学的に紹介してきた日本科学未来館が共同主催で巨大災害と向き合う〈特別企画「震災と未来」展 −東日本大震災10年 −〉が、お台場・日本科学未来館にて開催中。10年にわたるNHK取材データの結晶ともいえる同展について企画チームを率いる代田一貴氏に話を聞いた。
地震発生から72時間 ©NHK
「10年の節目に、当時実際に何が起きたかを改めて振り返ること、そして毎年のように全国各地で自然災害に直面している今、一人ひとりがどう災害と向き合うか考えること、どちらも必要なことではないかという思いから“震災と未来”というテーマが生まれました。同時に、その企画を直接震災を体験していない人も多い東京で行うことにも大きな意味があると思っています」
同展では“震災の記憶”、“その後の人々が生んだ絆”、“未来への課題”の3つをテーマに、NHKの取材データや日本科学未来館の科学的知見による検証に基づく展示を行う。