【KEY WORDで見るニュース】みずほ銀行・イスラム左翼・記事使用料支払い法案・肛門PCR検査
みずほ銀行
2月28日にみずほ銀行のATMで大規模なシステム障害が発生。みずほ銀によると、定期預金取引のデータ更新の際、システム上の能力を超えた負荷が発生。このため、定期預金を取り扱うATMやネットバンキングにも影響が生じ、システム障害につながったという。3月1日の午後3時までにすべて復旧したと発表した。みずほグループはこれまでもシステム障害が相次いでいる。
イスラム左翼
フランスの思想における最先端の流行。2000年代始めに仏社会学者が作った造語で、共産党や社会党に旧仏植民地出身のイスラム移民層が加わり、イスラエルのパレスチナ占領に抗議する勢力を指したもの。それが最近は植民地支配の歴史糾弾に発展し、女性や性的少数派などの反差別運動と連帯した。「植民地主義者」「差別論者」とみなした標的に、ネットやデモで猛烈な抗議を仕掛け、発言の場を奪うという特徴がある。いわば「キャンセル・カルチャー」のフランス版。
記事使用料支払い法案
オーストラリア議会は2月25日、米IT大手グーグルとフェイスブック(FB)に対し、豪州報道機関のニュース記事を表示した場合、対価の支払いを義務付ける法案を可決した。記事使用料の支払いの枠組みが法制化されるのは世界で初めて。両社が広告収益を上げる一方、収入減に苦しむ報道機関が相次いだため豪州政府が法制化を目指していた。
肛門PCR検査
中国では入国者に対する新型コロナウイルス検査で、肛門に棒(スワブ)を挿入する方式のPCR検査(肛門スワブ検査)を実施。加藤勝信官房長官は3月1日の記者会見で、「一部邦人から心理的苦痛が大きいなどの意見が寄せられている」と述べ、在中国日本大使館が中国外務省と北京市当局に免除するよう申し入れたことを明らかにした。また、中国以外で肛門スワブ検査を実施している国は確認できないという。