つながってゆく『Rising Sun』の絆
2019年はラグビー日本代表のW杯壮行時代。熊谷で東北と地元熊谷などの中学生が参加。
スタートした2012年の神奈川県の八景島シーパラダイスでの発表会に始まり、福島のスパリゾートハワイアンズ、スポーツ祭東京2013と第13回全国障害者スポーツ大会の閉会式、希望郷いわて国体の閉会式、そして釜石鵜住居復興スタジアムのこけら落としセレモニーで、2019年にはラグビー日本代表のワールドカップの壮行試合と注目が集まる場所で踊り、震災の記憶と明日に向かって進み続ける前向きな姿勢を発信している。
スタートから10年が経とうとするなかで、EXILEのメンバーと『Rising Sun』を踊った中学生たちは社会人として地元を引っ張り、支える存在になっているかもしれない。また、次の10年がすぎた時、親子でプロジェクトに参加したというケースも出てくるだろう。
最初は東北と首都圏の中学生たちで始まったプロジェクトも、現在では災害のあった熊本や広島にも広がっている。
コロナ禍で2020年はプロジェクトも立ち止まらざるを得なかったが、『Rising Sun』が生み出した絆、『Rising Sun』の輪は今後も広がっていく。本紙もそのつながりをリポートし続けることで、震災の記憶を伝え続けて「日本を元気に」するための一助でありたい。