今井翼、ミュージカルでスペインの画家ゴヤ演じる!「丁寧かつ大胆に、熱くエネルギッシュに!」劇中でフラメンコも 



 主人公のフランシスコ・デ・ゴヤを演じる今井は、「日本の次に愛するスペインを舞台に、世界を代表するゴヤを演じられることを本当にありがたく思っています。僕自身も病を経験し、おかげさまで今を迎えられる喜びも感じておりますが、紆余曲折したゴヤの人生を丁寧かつ大胆に、熱くエネルギッシュに演じていきたい」と、意気込む。


 すでに稽古が始まっている。稽古場の様子を聞かれると、「ゴヤというと晩年の作品、モノクロームな印象があると思うんですけど、今回は人間ゴヤに焦点をあてた作品になっているので、とてもコミカルなシーンがあったり、人間味あふれる熱い部分と、彼の人生と同じようにうねるようなストーリー展開になっている。僕自身もこんなにコミカルなお芝居はおそらく初めて。エンジョイというか楽しんで稽古場で芝居をやらせていただいています」


 この役は「フラメンコがつないでくれた新たな出会い」だとし、「大事にしていきたい」と語る。劇中にはフラメンコを踊るシーンもあるという。


「芝居から派生したフラメンコを踊らせていただきます。15年近く支えてくださっている、フラメンコの師匠の佐藤浩希先生も制作、出演なさるので心強く思っています。フラメンコというのは、怒り、喜び、悲しみ……そういったものが体の芯から浮かび上がってくる、ひとつのダンスではなく…そういう舞踊なんですよね。ゴヤは青年時代、ほとばしった野心を持っているので、そこにうまく連動させていきたいと思っています」


 本作にはジャズの要素も入ってくるという。「僕にとってダンスの起源はジャズ。そして20代半ばで自発的に始めたフラメンコ、その2つを芝居の中で表現できるのはうれしい」と笑顔を見せた。