今井翼、ミュージカルでスペインの画家ゴヤ演じる!「丁寧かつ大胆に、熱くエネルギッシュに!」劇中でフラメンコも
小西はゴヤの生涯の友サパテールを演じる。ゴヤとサパテールは手紙のやりとりをしていて、実際にその手紙が残っている。劇中でもそれが生かされているという。「残っているゴヤからサパテールにあてた手紙というのがラブレターのようで、君がいればあとは何もいらないってが書いてあったりするんです。絵を描くことだったり出世することに貪欲な人間が『君さえいれば何もいらない』と熱い想いを傾けてくれる役です。稽古の中で、親友という言葉を超えた、見ようによってはちょっと危険な関係というか(笑)、心の通った役を作っていければ」。会見では、「世代的に翼君をずっと見ていて、スターだった。今回は“コニツバ”と言われるように頑張りたい」とリップサービスもあった。
清水くるみは、ゴヤの妻ホセーファ役。「ここの2人が愛情が強いあまりに、あまり愛されていないというか、可哀想なというか…」と話し、笑わせた。
「まったくのゼロから作っていくミュージカル。みなさんもまったく想像がつかないと思う。大変なんですけど、ゼロから作るという喜びを味わっています」と、演出の鈴木。「ものを作る喜びにあふれる稽古場になっている」と話し、稽古場で「それだったらこれはどう?」と、どんどん作品が磨き上げられているという。
本作でミュージカルの作曲、音楽監督に挑戦する清塚は「こんなに芸術的な、アーティスティックな時間を過ごせていることに心から感謝しています。裕美さん、G2さんと3人で土台となるところからやってきているんですけど、1日中でも話していられる、アーティスティックな話ができた。そんな思いに浸ったのは学生の頃以来じゃないかな」と満面の笑顔。
G2は、「いい意味で、スペインの血の匂いがする、生き生きとした、ざらざらとした、ただきれいなのではないエネルギッシュなミュージカルになるような予感がしています。僕自身が初日を楽しみにしている」と、期待を寄せた。
今井は「とにかくベストを尽くして、見てくださる方に喜びを感じていただきたい。いい作品に巡りあったとき、劇場を出た後の気持ちって形容しがたい喜びがある。エンターテイメントの力を信じているので、みなさんにもご期待いただきたい」と話していた。
東京・日生劇場で4月8~29日、愛知・御園座で5月7~9日で上演。