難攻不落の王者・佐々木大蔵に平山迅が「集大成という気持ち」で挑戦【5・30 Krush】

平山は不可思戦の勢いそのままに王座奪取なるか

平山は佐々木について「リスペクトしている。その言葉だけ」


 会見で平山は「2019年3月からシルバーウルフに移籍して、ベルトを獲るために、そして現役生活を全うするために東京に来ました。そして2019年8月31日の試合を見て、改めてベルトを必ず獲るという気持ちになった。今回の試合は自分にとって集大成かと思う」と語った。2019年8月31日の試合というのはシルバーウルフに所属していた左右田泰臣が当時王者だった鈴木勇人に挑戦し、敗れた試合。左右田はこの試合をもって現役を引退している。


 またこの「集大成」という言葉についてはもともとウェルター級で戦っていた平山にとって65kgという階級は減量がきつくなってきていることから「65kgとしての集大成という気持ち」と話し「そういう気持ちでやらなければ獲れないベルトという強い思い」から出た言葉という。また「65kgでこれが集大成と言ったが、このベルトを獲って、佐々木選手の兄貴分の山崎選手の持っているベルトも獲ったろうかなと思っているくらい、強い思いを持っている」とも話した。平山は2019年8月に山崎と対戦し、判定で敗れている。


 佐々木については「リスペクトしている。その言葉だけ。王者になるためにどれだけの努力をして、どんなプレッシャーとも戦って勝ち進んで、そのベルトを守っていることにはリスペクトしかない」と話し「そのリスペクトを持って、ベルトを奪いに行く」と続けた。