松倉信太郎が田村聖との決勝に「この展開自体、僕が“持ってる”」【KNOCK OUT】

松倉は自らの「メイン論」を語った

松倉「自分でメインにしてくださいという人たちにメインは任せられない」


 その一方で松倉は「僕からすると“メインにしてください”と自分で言っていてもしようがないと思っている。そういう人たちにメインは任せられないという気持ちが正直なところ。自分でメインをやりたいというものではなく、お客さんや周りが求めてメインイベントになるものだと思う。選手の中でファイトマネーとか試合順とかにいろいろ言う選手がいる。僕も結構言っていたほうだと思うんですけど、それは現状の選手の価値だと思うので、選手もそこを理解しないといけないと思うし、そうじゃないと盛り上がらないと思う。昨日の大会を見ても、別にメインが盛り上がったかと言えばそうでもないと思う。もちろん盛り上がってはいたが、全試合がメインではないが、そういうつもりでカードが組まれていると思う。もちろん、メインがいいというのはあるが、自分でメインにしてくださいというほど落ちぶれてはいないかなと自分では思っています」と自らの考えを語った。


 また松倉は前日会見で「持っている奴が優勝する」と言っていたのだが「昨日の展開的にはどっちも持ってるとは思うが、僕からしたら、あの展開で僕が勝って、決勝の相手が弱い選手だったら盛り上がらないところで最高の状態で最高の選手が勝ち上がってきた。この展開自体、僕が“持ってる”のかなと思う。今まで取りこぼしてきたり、いろいろな人の期待を裏切ってきたりしたが、“今なんだな”と感じている」と自分こそが王者にふさわしいと改めてアピールした。



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