FANTASTICS、新曲「Play Back」は温故知新? 80年代をプレイバック
ーーーこの楽曲は初めての冠番組『FUN! FUN!FANTASTICS』の主題歌で、先ほど番組の雰囲気がパフォーマンスに取り入れているというお話もありました。番組では、いろいろな先輩方から、ボーカル、マジック、ダンス、演技などさまざまなレッスンを受けましたが、特に印象に残っているエピソード、先輩たちの言葉などがありましたら、教えてください。
木村:本当に勉強になりました。LL BROTHERSさんが、昔は音楽をかけることも手にすることもあまりできなくて、バイトをして、CDショップに通い、曲を聴いていたというお話を聞いて、今の状況は当たり前じゃないんだなと実感しました。
八木:本当に音楽が好きだからこそ、どれだけの本気度で取り組むかということを話してもらった時、もっと好きなものに対して真剣に向き合っていかなければならないと改めて思いました。
中島:昔はSNSやインターネットがない分、人に聞いたり、調べたりして知るとおっしゃっていました。本気度を行動に示していたことなど、今でももっとできることがあるなと改めて思いました。
瀬口:「0」を「1」にすることの大切さや「やり続けることが大事」とおしゃっていて、背中を押されたような感覚でした。
世界:LL BROTHERSさんの話はとても熱かったです。いろいろな夢を持っているキッズにも聞いてほしいと思います!
澤本:Mr.マリックさんの「超魔術」という言葉が生まれた瞬間、「きてます!きてます!」というフレーズが生まれた瞬間の話も印象に残っています。そんなところから言葉が流行ったりするんだと思いました。
木村:Mr.マリックさんからは、ずっと習いたかったコイン消しを学べてうれしかったです(笑)。
佐藤:Mr.マリックさんは子どものころ”なりたかった人”。お会いできたうえに、マジックまで教わることもできて、本当に光栄でした。ブラザー・コーンさんの当時の夜の遊び方も派手すぎてあこがれました。
堀:チェッカーズさんが移動するために首都高を貸し切りにしたというお話は、同じ日本で起こったことなのかと思いました。スケールが大きくて驚きました。
ーーそういう時代もあったのだなって思いますね。皆さんから見て、80年代、90年代ってどんな時代だったと感じましたか?
佐藤:今の時代からは想像できないぐらい派手。お金の使い方のレベルが違すぎました! バブルそのものがあこがれです(笑)。
堀:バブル、とてもうらやましいと思います。「首都高貸し切り」とか、「一晩で数百万使った」とか、伝説的なお話を伺ったので……。
瀬口:バブル時代は一度経験してみたいなと思いました(笑)! 音楽番組やライブ面でも今では考えられない演出もすごいと思いました。
澤本:シンプルでとてもいいなと思います。ストレートな感じがすごくハマります。
世界:バブル期に生まれた、勢いやファンクな曲、ノリを大事にしてる感覚。少し過激なぐらい、勢いで何かをやってみる事も時には大切かなと思います。
八木:僕はその時独特の歌のグルーヴ感がかっこいいと思うので、取り入れてみたいです!
木村:ダンスの面でも、みんながマネしたくなる振りがあるので、取り入れて、今の時代風にアレンジしたいです。
中島:僕は先ほどの本気度の話につながりますが、ごまかしが効かない時代といいますか、全員がどのジャンルにおいても本気でぶつかっている感じがします。僕もその”本気さ”で、アーティストとしても、表現者としても、個人としても、精進していきたいです。
ーーー80年代、90年代、バブル期はあらゆる分野で圧倒的なものを発信しました。2020年代のいま、音楽やエンタテインメントのなかで、FANTASTICSはどんなことを発信していきたいですか?
瀬口:変幻自在の予想のつかないエンタテインメントを作れたらなと思います。
堀:枠にとらわれない幅広いエンタテインメントを発信したいです。
中島:FANTASTICSは、LDHでも初となる演劇とライブの舞台構成をしました。新しいエンタテインメントを作って届けていきたいと思います。
八木:僕は老若男女誰もが知ってるようなヒット曲を生み出したいです!
木村:誰でも口ずさんだり、自然と踊りたくなるような曲、ダンスを発信していきたいですね。
澤本:僕は、皆さんに伝わりやすいものを届けていきたい。
佐藤:最新の流行の音楽だけでなく、いろいろな層の方に伝わる音楽をたくさん作って発信していきたいと思います。
世界:ギラギラしている部分とキラキラしている部分を上手く混ぜつつ、キッズ世代とも一緒に夢を見たり、いつかキッズと一緒にライブをしてみたいです!
ーーー4月には『FUN! FUN! FANTASTICS』のゴールとなるFANTASTIC 6初のエンタテインメントショー!ライブステージ「BACK TO THE MEMORIES」が予定されています。
堀:お芝居、歌とダンス、それぞれがこの舞台のために練習した特技などとにかく見どころだらけです。
中島:今までのライブの概念を覆すような、ストーリー性と笑いと楽しいパフォーマンスを届けたいと思います。
八木:一人ひとりの新たな挑戦に期待してほしいです!!
澤本:この6人ならではの舞台になっていると思います。
佐藤:どんな公演になるのか、僕の方が楽しみ!
ーーー2021年のFANTASTICS、温まってきたというか、アツくなってきました。
世界:グループとしてはもっとライブパワーを付けて大きなステージでも存分にパワーが出せるグループになりたいと思っています。
木村:よりたくさんの方に知っていただいて、2021年中には2020年できなかったアリーナツアーをやりたいですね。
瀬口:FANTASTICS として、たくさんの方から愛されるグループになりたいと思います!
ーーーありがとうございました!
(構成・TOKYO HEADLINE 酒井紫野)
リード曲「STOP FOR NOTHING」は、国立新美術館(東京・六本木)で開催中「佐藤可士和展」のプロジェクトテーマ曲。カップリングには地上波初の冠番組『FUN!FUN!FANTASTICS』主題歌の「Play Back」や、「WAY TO THE GLORY (FANTASTICS ver.)」なども収録。DVDには「STOP FOR NOTHING」のMusic VideoとLyric Videoの2バージョンを豪華収録。『Play Back』先行配信中! https://avex.lnk.to/PB_DLSTR