武尊が那須川天心戦は「自分が一番強いときにやりたいのですぐにやりたい」【3・28 K-1】
激しい試合の時に見せる試合中の武尊の笑顔。この日は1Rから(撮影・蔦野裕)
レオナについては「僕が倒される可能性もあった」
大晦日と立場が入れ替わり、那須川がリングサイドで試合を観戦する中、レオナから計3度のダウンを奪い2RでKO勝ちを収めた武尊は試合後、「本当に今回の試合はいろんなものを背負って戦って挑んだ試合だったので、過去最高レベルのプレッシャーを感じた。相手がレオナ選手というのもあるんですけど、対戦相手以上に大きい恐怖と戦ったなという感じ」とこの試合に向けての心情を吐露した。
レオナについては「K-1のなかでも最高の相手だと思うので、僕が倒される可能性もあったと思う。それくらいの試合ができる相手だったし、そういう選手と思いっきり気持ちをぶつけあえるような試合ができて久しぶりに楽しかった」などと話した。
試合展開については「あそこまでいくと“倒されてもいい”くらいに思っていて、レオナ選手とあの距離で打ち合うのは危険で、作戦的にも絶対に右はふらないという作戦だったけど、途中でそれを越えて“この人と打ち合いたい”という気持ちになった。その覚悟で、“殺されてもいい”という覚悟で殺しに行った結果があれなのかなと思う」などと振り返った。