近代五種・馬術【アフロスポーツ プロの瞬撮】

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。



撮影/文章:森田直樹(2020年11月28日 近代五種 全日本選手権 馬術)

馬術場は影に覆われていた。


高い木に覆われた会場はところどころ日が差し込んでいたが

自分の撮影したい瞬間の場所には差し込んでいなかった。


どこで撮影しようか。

悩みながら場内を一周する。


ふと背景の木々に注目すると夕日が差し込んでる。

夕日に照らされた葉は輝いていた。


そこを背景に撮影しようと決める。

ちょうど飛び越える瞬間が撮影できる位置だ。


構図を整え馬が障害を飛び越える瞬間、シャッターをきった。

光輝いた葉のぼけは美しい選手、馬に華を添える。


選手、馬、背景、すべてが美しい写真を撮影することができた。



【カメラマンプロフィル】

撮影:森田直樹

1993年、奈良県生まれ。2014年、ビジュアルアーツ専門学校・大阪卒業後アフロに入社。

4年間のスタジオアシスタントを経て2018年よりアフロスポーツ所属。

スポーツ選手の心情を追い、選手たちの努力、成長や挫折、感動を写真で表現することを目指す。

スポーツ撮影を中心にポートレイトなどジャンルを問わず活動中。



アフロスポーツ

1997年、現代表フォトグラファーである青木紘二のもと「クリエイティブなフォトグラファーチーム」をコンセプトに結成。1998年長野オリンピックでは大会組織委員会のオフィシャルフォトチーム、以降もJOC公式記録の撮影を担当。
各ジャンルに特化した個性的なスポーツフォトグラファーが在籍し、国内外、数々の競技を撮影。放送局や出版社・WEBなど多くの報道媒体にクオリティの高い写真を提供し、スポーツ報道、写真文化の発展に貢献している。

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