FANTASTIC 6 | BACK TO THE MEMORIES ーー月刊EXILE

澤本夏輝、瀬口黎弥、堀 夏喜、木村慧人、八木勇征、中島颯太の“FANTASTIC 6”による初のエンタテインメントショー『BACK TO THE MEMORIES』が、4月10日より開催。これは今年2月からオンエアされていたFANTASTICSの冠番組『FUN! FUN! FANTASTICS』と連動したLIVE型エンタテインメント舞台。両親の離婚の危機を食い止めるためにFANTASTICSが時間を遡り、’80〜’90年代のパフォーマンスで奇跡を起こすというもの。初舞台を控えるFANTASTIC 6の6人に、意気込みを聞いた。



photography_Kenji Otsuka styling_Jumbo(SPEEDWHEELS) hair&make_Asuka Togashi(CONTENUE) text_Kei Osawa edit_Keisuke Kamei 

─舞台『BACK TO THE MEMORIES』が4月10日からスタートしますが、今の率直な心境から教えてください。


堀夏喜(以下堀):お芝居がメインの舞台は経験がないので、実際に舞台に立つとどういう感覚になるのか、今までの経験がどのように活かせるのかなど、さまざまなことを考えてしまいます。ただその一方で、とても楽しみでもあります。


木村慧人(以下木村):FANTASTIC 6は2人のリーダーが不在なので、不安はありますが、逆に6人だからこそ作れる空気や笑いもあると思うので頑張りたいです。そして何より、観ている方に楽しんでいただけるよう、作品に挑みたいと思っています。


八木勇征(以下八木):僕たちにとって初の冠番組『FUN! FUN! FANTASTICS』では’80、’90年代の楽曲をカバーさせていただいていますが、今回の舞台でも当時をオマージュした楽曲をたくさんカバーさせていただきます。演技だけでなく、僕らの持ち味を存分に活かした、僕らにしかできないエンタテインメントになるんじゃないかなと思っています。僕のなかでは、ある程度舞台でのイメージができているので、すでにワクワクしています。


瀬口黎弥(以下瀬口):今回のステージはメンバーそれぞれの個性を活かしつつ、FANTASTIC 6ならではの作品をお見せできたらなと思っています。今回は6人で、しかも今後の個人のお仕事にも関わってきそうなほど、ひとりひとりのキャラクターが際立つ設定になっているので、僕としては自分の役割をきっちり担っていきたいという気持ちが強いです。またFANTASTIC 6以外のキャストの方々とも共演をさせていただくので、ファンの皆さんにとっては、そういった部分もすごく新鮮に映ると思います。


─6人だと、活動をする上で何か違いはありますか?


中島颯太(以下中島):いつもは世界さんがクリエイティブな意見を出してくれたり、大樹くんがまとめてくれたりしますが、今回6人になったことで、いろいろなことに対して全員が積極的に発言をするようになったので、すごくいいことだなと思っています。また日頃から「こういうのやりたいよね」というようなことを6人で話していたこともあったので、それを今回活かすことができれば、すごくいい舞台になるんじゃないかなと思っています。あと世界さんと大樹くんがこの舞台を観たときに、「おぉ! 6人でそういうことまでできるのか!? すごい!」と思わせるようなライヴにしたいとも思っています。


澤本夏輝(以下澤本):自分のなかで違いは特にありません。この6人のメンバーで活動できるということは、新しい世界が見られるチャンスだと思っているので、すごく楽しみですし、ワクワクする気持ちでいっぱいです。さらに共演者の方が3名いらっしゃるので、その方々とも楽しみつつも、お客さんたちを巻き込んでいけたらなと思っています。


─実際に6人でやると聞いたときはどう思いましたか?


木村:先輩方でも見たことのない展開だったので、「えっ!?」って驚きました。お話をいただいた当時は、どういうライヴステージをするかも決まっていなくて、ただ「6人で舞台をします」というのだけだったので、ちょっと不安でした。でも時間が経つにつれて、全貌がわかってきたときにやっと、「そういうことなら、もっとおもしろいことしたい!」という気持ちになりました。


─舞台『BACK TO THE MEMORIES』は、ストーリーの中心が’80〜’90年代という設定で、出てくる楽曲も当時のもので、今回は20曲ほどカバーしています。冠番組『FUN! FUN! FANTASTICS』での歌唱も含め、印象に残っている楽曲はありますか?


八木:『FUN! FUN! FANTASTICS』では、6曲ほどカバーさせていただいているのですが、そのなかですと「あゝ無情」とか「MARIONETTE」が好きでした。個人的にROCKが好きなのと、あのグルーヴの感じがFANTASTICSに合っているような気がします。


─FANTASTICSの活動を通じて、ドラマやバラエティなど経験として培ってきていますが、今回の舞台でどう活かし、作品に反映させたいですか?


澤本:今までのFANTASTICSは、リーダーの大樹くんがいろいろ先導してやってきてくれていて、僕らはそういう背中も見ていますし、FANTASTICSでバラエティ番組やドラマに出させていただいたおかげで、対応力やちょっとしたハプニンングには強くなったかなと思っています。今回の舞台ではアドリブも入ってくると思うので、上手く対応できればと思います。


木村:メンバーと演技をすることは、ホールツアーや『FUN! FUN! FANTASTICS』でもやらせていただいていますが、お芝居をするなかでメンバー同士の呼吸で伝わる部分があったりするので、そういった面ではやりやすいと言いますか、お互いに感じ合えるんじゃないかなと思います。


八木:過去に経験したことを、どこで活かすかはまだわからないですが、今回はベースとなるストーリーがあるので、まずは物語のなかでお客さんが舞台の世界観に引き込まれるような作品にして、例えば家族で観に来て、懐かしい思い出が蘇るような空間にしたいです。そして今回の舞台が、僕たちFANTASTICSを知ってもらえるいい機会になってもらえればいいなと思っています。久しぶりにお客さんの前でエンタテインメントを届けられるステージですので、本当にワクワクしていますし、僕たち自身も最高に楽しいエンタテインメントにしたいと思っていますので、まずは早く初日を迎えたいですね。


─今回の舞台では、メンバーごとに隠し芸を披露するそうですが、それぞれの持ちネタを教えてください。


木村:僕は縄跳びの大技挑戦で、今、縄跳びの世界一の方に教わっています。最初動画を見たときは「僕にこれができるのか?」って考えてしまうくらい難しそうで。ちょうど昨日練習だったのですが、すでに足が筋肉痛です(笑)。元々二重跳びくらいはできていたのですが、三重跳びになると1回成功させるだけでも厳しいです。練習でも成功率がただでさえ低いのに、本番ではできるか本当に心配ですね。


瀬口:僕はハット帽子パフォーマンスなのですが、これがすごく難しいです。プロの大道芸として、ストリートなどでハット芸をされている方に教えてもらっています。手の上でハットを転がして、逆手でキャッチするような大技を教えてもらっているのですが、全然できなくて…。いくつか習得できた技もありますが、それが緊張感のある本番のステージでやれるのか不安です(笑)。


堀:僕はマジックを披露する予定で、今はMr.マリックさんに舞台用のマジックを教わっています。いろいろなことを考えながらやらなきゃいけないので、結構難しいんです。手先の動きだけでなく、言葉の巧みさも重要だったりするので、まだまだ苦戦しています。これから練習を積んで何とか習得したいと思います。


澤本:僕はバスケットボールを使ったパフォーマンスです。運動神経はいいほうだと思いますが、指先を使うような細かな技となると、また違うのかなという感じはします。未知の世界ですが、楽しみながらできたらいいなと思います。


中島:僕は放たれたフルーツを、剣で刺すというパフォーマンスです。練習のときに「センスが化け物」と言われるくらい上手だったみたいで、わりと簡単にできるようになりました(笑)。でも本番は緊張感があると思うので、気を引き締めてやりたいと思います。


八木:颯太に負けず劣らず、僕のほうもなかなかセンスがよろしいようでして(笑)。僕は、テーブルクロス引きで、テーブルの上に花瓶を積んでいって、最後にいちばん上に大きな花瓶を載せたのですが、それもあっさりできてしまったんです(笑)。先生も驚いていました。


中島:ヴォーカルふたりはセンスの塊ということで(笑)。


─今回の舞台の経験を通じて、表現者として得たいものはどんなことですか?


堀:芝居力ですね。おそらく相当な場数を踏むことになると思うので、今よりもスキルアップしていたいです。しかも今回は共演させていただく方にベテランの方もいらっしゃるので少しでもお芝居を学べればいいなと思っています。


瀬口:僕は、演技はもちろん、踊りもしますから、そういう意味ではエンタメ力ですね。今回の舞台では、ひとつの時間でいろんな表現をさせていただけるので、それぞれを磨き上げて自分の武器を増やしたいです。


中島:ストーリー性のある芝居だったり、歌で人を物語の世界観に引き込む力ですね。ヴォーカリストとして、今後も大切になっていく能力だと思いますし、ドームなどの大きなステージでライヴをさせていただく際に、会場の端にいるお客さんを楽しませたいという気持ちは、遠くから見ても伝わると思いますし、自分のパフォーマンスも全然変わってくると思うんですよね。


八木:今回は自分たちの持ち歌ではない曲を24曲も、しかも当日はヘッドセットを付けて、パフォーマンスもありきで歌わせていただくので、ライヴ力が自然と鍛えられるんじゃないかなと思っています。


澤本:僕は表現力が高まるといいなと思っています。舞台でお芝居をさせてもらうことで、今までの人生で経験したことのないような、喜怒哀楽や、その枠にもあてはまらない人間の心模様を表現する機会があると思うので、しっかりと身につけたいと思います。


─最後に、今回の舞台を楽しみにしている『月刊EXILE』の読者の皆さんに、メッセージをお願いします。


堀:今回の舞台を通じ、これまで観たことのないエンタテインメントをお届けできると思いますし、またFANTASTICSというアーティストとは違った、6人ならではの魅力を感じることができると思いますので、楽しみにしていてください!


八木:コロナ禍の大変な時期がありましたが、ようやくファンの皆さんに直接お会いして、僕たちのエンタテイメントを届けることができることとなり、すごくうれしいです。この日を本当に心待ちにしていました。皆さんに喜んでいただけるよう、僕たちも全力で頑張ります! 舞台をご覧になってくれた方の一日が、本当に幸せな日になるといいなと思っています。


木村:久しぶりに舞台を行うことができて本当にありがたいなと思います。今までお会いできなかった分、少しでもファンの皆さんと一体になって楽しみたいです。’80〜’90年代の色々な楽曲をカバーさせていただいているので、僕たちと同世代の方だけでなく、親世代の方もみんなで楽しめる内容になっています。もちろん、まだ当時の楽曲を聴いたことがないという人も、今回の舞台で初めて聴いてハマってくれたらうれしいです。


澤本:久しぶりのステージですので、僕らだけでなく、ファンの皆さんも待ちに待っていたことと思います。今回の舞台ではパフォーマンスもありますが、お芝居もやらせてもらっているので、そこもぜひご覧になってください。お会いすることができなかった間に成長した僕たちを感じてほしいです。そして「今日は来てよかった」と思っていただけるような、温かいエンタテインメントをお届けできたらと思っています。


中島:FANTASTICSというグループは、ダンス&ヴォーカルグループでありながら、メンバー全員が、お芝居やコメディもできるグループなので、今回の舞台ではいろいろな意味で、かっこいいFANTASTICSを皆さんにお届けできると思います。そのために今回のメンバー6人全員、気合いを入れて稽古をしているので、楽しみにしていてください。そして今回の『月刊EXILE』を通じ、FANTASTICSのことを初めて知ったという方がいらっしゃったら、この舞台をきっかけに、僕たちのことを深掘りしてくれたらうれしいです。


瀬口:今回の舞台は、会場全体で楽しめる、またすべての人がハッピーになれるような作品になっているので、とにかく笑っていただけたらうれしいです。そして何より、いつも応援してくださっているファンの皆さんに直接お会いできるということが、ただただ楽しみで仕方ないです。約1年ほどの会えなかった時間のなかで、僕らが学んできたことや経験したことを、今回の舞台で100%出しきろうと思っていますので、ひと回り成長した僕たちの姿を観に来てください!



月刊EXILE ( http://www.exilemagazine.jp/ )5月号より



澤本 《used》のジャケット ¥492,800、スウェット ¥12,980、デニムパンツ ¥32,780(Marvin’s)、《used》のブーツ ¥42,350(safari 2号店) | 瀬口 |《used》のジャケット ¥198,000(safari 2号店)、《used》のシャツ ¥6,490、パンツ ¥4,290(Marvin’s)、《VITA FEDE》の薬指リング ¥53,900、小指リング ¥67,100(world styling)、その他スタイリスト私物 | 堀 《used》のスーツ ¥60,280(safari 3号店)、その他スタイリスト私物 | 木村 |《used》のジャケット ¥14,080、パンツ ¥9,680(ともにラボラトリー/ベルベルジン®︎)、《used》のシャツ ¥10,780(safari 2号店)、その他スタイリスト私物 | 八木 |《used》のジャケット ¥21,780(safari 3号店)、《used》のシャツ ¥20,680(Marvin’s)、《used》のスラックス ¥8,580(ラボラトリー/ベルベルジン®︎)、《CODY SANDERSON》のリング ¥160,600(world styling)、その他スタイリスト・本人私物 | 中島 《used》のジャケット ¥11,000、シャツ ¥5,500、ネクタイ ¥2,200(safari 2号店)、《used》のパンツ ¥27,500(safari 1号店)、《VINTAGE HOLLYWOOD》のピアス ¥8,250(world styling)



©BACK TO THE MEMORIES製作委員会
STAGE information|『BACK TO THE MEMORIES』

両親が離婚危機だと気づいたこの物語の主人公。仲間たちに助けを求めて、ある作戦をたてる。それは、両親が出会い恋をしたあの頃の気持ちを思い出してもらうこと。そのために彼らがしたことは…

東京公演
【日程】4/10(土)~4/18(日)
【会場】日本青年館ホール
大阪公演
【日程】5/3(月)~5/5(水)
【会場】COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
【出演】FANTASTIC 6(澤本夏輝・瀬口黎弥・堀夏喜・木村慧人・八木勇征・中島颯太)、加藤 啓、田中美奈子、大鶴義丹
【演出】徳永清孝
【制作】ポリゴンマジック
【企画制作】HI-AX
【主催】「BACK TO THE MEMORIES」製作委員会


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月刊EXILE 5月号発売中!


最新号のカバーはEXILE TAKAHIRO。EXILEのメインボーカルを務める彼が、今年デビュー20周年のアニバーサリーイヤーに突入するEXILEとしての自身の足跡を振り返るとともに、グループのこれからについて語る! 4月10日からエンターテインメントショー「BACK TO THE MEMORIES」がスタートするFANTASTIC 6のインタビューも掲載。ÜSA 、MAKIDAI、橘ケンチ、TETSUYA、NESMITH、SHOKICHI、世界、佐藤大樹、佐野玲於ら豪華メンバーによる連載も!