「全国のスクリーンの裏に大杉漣さんが」遺志継いだバイプレイヤーズが初日迎え思い語る
この日は、本作のキーキャラクターとなる犬の“風(ふう)”が登場。“風”という名前の理由について、松居監督は「大杉漣さんの愛犬から頂いた。(舞台となる)バイプレウッドに漣さんの存在が映ったらと。厳密にいうと(大杉さんの愛犬は)チワワなんですけど(笑)」と明かし、会場の笑いをさそった。
最後に、初日を迎えた感慨をそれぞれ口にした元祖たち。松重は「漣さんが突然僕らの前からいなくなったときはにわかに信じられなかったし、お葬式の時も祭壇の裏から“驚かしちゃってごめんね”と出てくるような気がした。今もスクリーンの裏に漣さんがいる感覚が抜けない。全国206館のスクリーンの裏に大杉さんがいて、お客さんが喜ぶ姿を見ていると思うと、僕らもグッとくる」と思いを語っていた。
この日の登壇者は田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一、濱田岳、柄本時生、菜々緒、高杉真宙、芳根京子、北香那、松居大悟監督。
映画『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』は公開中。