両親から送られた言葉を胸に小林愛三が田渕涼香にリベンジ果たす【4・17 RISE】
リベンジを果たした小林はこの表情(撮影・蔦野裕)
「冷静とか落ち着くということがキックだけでなく人生の課題」
試合後の会見では「心の底から一人では上がれなかったリングだったので、チームの皆さんにとにかく感謝を伝えたい。正規王者としてこのベルトを巻けることがうれしい」と改めて周囲へ感謝。
勝因については「練習でたくさんの方が協力してくれて、それが出せたこと」と話し、その作戦については「熱く踏み込んでいくけど、突っ込みすぎないということを1R、2Rと続けて、最後は相手も来てくれたのでそこに合わせて動いていくという形だった」という。
また「作戦通りに行こうと決めていた。だけど途中で危ないシーンも何回かあった。初めて冷静さを保てた。冷静という言葉は自分の中には一番なかった言葉。それをやろうとも思っていなかった。今回は初めての感覚がある。冷静に戦って、落ち着けるってこういうことなんだなって分かった」と自らを御することができたのが最大の勝因だったよう。「冷静とか落ち着くということがキックだけでなく人生の課題。日常生活からそこを課題にしています」とも話した。