予約3年待ち!コロナ禍で人気の軽キャンピングカー市場に侵入【寺尾聖一郎の「SDGsなライフシフト」】
このコラムでは、国内外のSDGsの最新情報を元に17のSDGsのカテゴリーから毎回スポットを当て、教育、ライフスタイル、ビジネスなど、日本一わかりやすいSDGsのコラムを目指して連載させていただきます。
こんにちは、コロナの影響から、公共交通機関に代わる旅行手段として、また、テレワーク、ワーケーションなどの場として、更には防災時の避難スペースとして、「キャンピングカー」がコロナ禍で注目を集めつつあります。今回は先日幕張メッセで開催された「ジャパンキャンピングカー2021」のレポートを通じて、レジャーだけでなく仕事、防災利用やリモートワークなど、キャンピングカーの可能性をレポートしました。
今年も開催!ジャパンキャンピングカーショー2021
4月3~5日に開催されたジャパンキャンピングカーショー2021は私が毎年参加している屋外イベントの1つです。1千万を超える高級ホテルのスイートルームのようなキャンピングカークラスから軽自動車まで様々ですが、今年注目しているのが「軽キャン」といわれる軽自動車のキャンピングカーが今年も大人気でした。
ペット可ですので、会場は愛犬だらけで、私も愛犬をつれて参りました。
幼い時に大好きだった秘密基地ごっこ。
幼い時、狭くて、暗くて、自分だけのスペースに心地よさを感じ、段ボールや押し入れを利用して秘密基地ごっこをした方は少なくないと思います。私の場合、大人になっても、基地ごっこ感覚はまだ根強い思い出が残っているようで、アウトドアのテントに収納機能の優れたキャンプグッズなど、一人でキャンプを楽しむソロキャンプに惚れてしまい、今年に入って、ネットで多くのキャンプグッズを購入していますが、まだ一度もキャンプに行けていません。
ソロキャンプからのキャンピングカーという流れ
YouTubeでソロキャンプと検索すると、20万人をこえるフォロアーのYouTuberが多く誕生しています。その流れから、キャンピングカーで旅をする人やキャンピングカーで生活を始めている人、夫婦で脱サラして、全国をキャンピングカーで旅するカップルなどが非常によく作られた動画を頻繁にアップデートしていて、見るのが追いつかないほど豊富です。中でも、旅、ワーケーション、自然体験、などのキーワードは外出規制が出されている環境下では特に魅力に感じてしまいます。
3年待ちの軽キャンピングカー市場の驚き
キャンピングカーの中でも人気が高いのが、比較的低価格で購入できる軽自動車型のキャンピングカー「軽キャン」の市場です。維持費が非常に安く、税金も安いのが魅力の1つですが、近年軽キャンの内装の質の高さは、大型に匹敵するくらい、充実してきています。まさに、移動だけでなく、快適空間で、エアコンや家電、ソーラー対応など移動式プチホテル化しているのが今の軽キャン業界のようです。
内装は基地ごっこやリモートオフィスを超えた生活空間
今回のイベントで一番気に入ったのが軽自動車の内装とは思えないMYSミスティック社の J CABIN MINIとというタイプ。こんな車中で大自然の中でリモートワークやキャンプを楽しみたい!!!さすがの内装で、納品は2年先!
全国180カ所の「RVパーク」の充実
コロナ禍において注目を集めることになったキャンピングカー業界では、脱サラして全国を旅したい、早期退職して夫婦で全国を回りたい、ペットと旅をしたい、子供たちと大自然の中でプチ自然生活を体験してみたい、というニーズは、今後も高まっていく傾向にあり、同時にインフラ面でも、キャンピングカーがストレスなく駐車し、宿泊できる「RVパーク」が全国に広がっています。「ジャパンキャンピングカー2021」の主催者である日本RV協会もコロナ禍の逆風を、未来の新しい生活体験の場として今年はイベントのテーマを新生活様式×キャンピングカーと位置付けています。
欧州では70年の歴史を持つキャンピングカーライフ
ヨーロッパはキャンピングカー先進国で、今回のイベントの後援も駐日スロヴェニア共和国大使館/在日ドイツ連邦共和国大使館が付くなど、日常生活の中にキャンピングカーが普通にあり、「車旅」や「車中泊」が根付いています。そうしたワクワクする文化を日本でも根付く可能性は高く、今後もこの市場に注目があつまりそうです。
年内もう一度チャンスがあります!
今回参加できなかった方へ、朗報がございます。来る6月12日から東京キャンピングカーショー2021年が開催予定されています。行けなかった方はぜひ!