5・4後楽園は無観客開催もABEMAで無料生配信。プリプリ王座前哨戦で辰巳と山下が火花【東京女子プロレス】
持病の治療に専念のため卒業する汐凛セナが“親友”乃蒼ヒカリとラストファイト
セミファイナルでは、持病の治療に専念するため、卒業を決めた汐凛セナが、タッグパートナーの乃蒼ヒカリとラストマッチを行い、涙でリングに別れを告げた。
汐凛はもともと友人で、先にプロレス界入りした乃蒼にあこがれて、19年3月に同団体に入門。同期の舞海魅星、鈴芽に遅れたものの、昨年1月4日、後楽園ホール大会でデビュー。最近では親友の乃蒼と“ヒカシオコンビ”を結成し、2月から3月に開催された「第1回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント」ではベスト4に進出するなど頭角を現した。4月17日の後楽園ではタッグマッチ(小橋マリカ、汐凛組vs宮本もか、遠藤有栖組)ながら、宮本を破り、自力初勝利を挙げたばかりだった。
卒業マッチで、汐凛は逆片エビ固め、逆さ押さえ込み、エルボー連打、張り手などで必死の攻めを見せたが、乃蒼は裏投げからブリザード・スープレックス・ホールドを決めて3カウントを奪取し、白星では飾れなかった。
マイクを持った汐凛は「デビューして1年ちょっと、練習生を含めたら2年ちょっとで、いろんなつらいことがあって。でもみんなのお陰でここまでこられて。本当に感謝しかないです。ありがとうございます。でも卒業だから引退ではないし、もしかしたらまた会えるかもしれないし。また会えるって信じているので、そのときまでとりあえず“またね”ってことで。本当にさびしいけど、セナはセナらしく、これからも笑顔で明るく頑張っていくので、みんなもつらいこととかあると思うけど一緒に頑張りましょう」と涙。
バックステージで汐凛は「乃蒼さんとはデビューする前から知り合いで、大好きな友達なので。今回こんな全力で、前以上にぶつかり合えた気がして、すごいうれしかったです。言いたいことは全部リング上で言えたので、悔いはないっていうか。やり残したことはない。しいて言うなら、2人でタッグのベルトとか獲りたかったなって。私は今日で卒業ってことで、乃蒼さんのベルト姿とか見てみたいな」とコメントした。
◆オープニングマッチ 20分一本勝負
○伊藤麻希&遠藤有栖(9分51秒、伊藤スペシャル)角田奈穂&宮本もか●
◆第二試合 3WAYマッチ 20分一本勝負
○ハイパーミサヲ(11分1秒、ラ・マヒストラル)原宿ぽむ● vs 桐生真弥
◆第三試合 20分一本勝負
上福ゆき&○小橋マリカ&らく(11分29秒、片エビ固め)天満のどか&愛野ユキ&猫はるな●
※駆け上がり式ブルドッキングヘッドロック
◆セミファイナル 15分一本勝負
○乃蒼ヒカリ(8分50秒、ブリザード・スープレックス・ホールド)汐凛セナ●
◆メインイベント 20分一本勝負
辰巳リカ&●渡辺未詩&舞海魅星&鈴芽(13分7秒、ノーザンライト・スープレックス・ホールド)山下実優&坂崎ユカ&瑞希&中島翔子○