“義足戦士”谷津嘉章が6・6さいたまSA「CyberFight Festival」で1年越しの復帰戦
「時間差入場バトルロイヤル」に出場
谷津は「CyberFight Festival」の本戦(14時開始)の前に行われる「STARTING BATTLE」(12時45分頃開始)枠の「時間差入場バトルロイヤル」に出場。この戦いにはDDT、ノアの選手が参戦し、優勝者にはサイバーエージェント・グループより勝利者賞が贈呈される。
1年越しの復帰が決まった谷津は「高木社長、私を忘れずに呼んでくれてありがとう。一つ一つ物事に挑戦しながら、去年コロナの影響で断念した聖火ランナーも無事行われて、一つの夢を完結した。次、6月6日、さいたまSAに向かって、ずっと1年前から練習してるんですけど、1年かけて義足を進化させた感じがします。プロレスを義足を着けてやるってことは、ちょっと前までは想像もつかなかったんですが、人生何が起こるか分からない。義足着けてどこまでできるか、というのを自分なりに披露して見せたい」と力強くコメント。
高木社長は「昨年6月7日に予定していましたさいたまSA大会は新型コロナウイルスの拡大によって、中止を余儀なくされてしまったんですけど、どういう形になっても谷津さんにはもう1回リングに上がっていただきたいという気持ちが強かった。高校の同級生である川村社長に相談したところ、快く受けていただいて。いわゆるプロレス用の義足のプロトタイプは完成していたんですけど、それをあとは昨年の復帰戦に向けてブラッシュアップする予定だったんです。叶わぬことになってしまたったんですけど、この1年間でさらに義足の技術が上がりまして、去年よりかなり性能の高い義足が完成しました。それを谷津さんに当日履いていただいて、思う存分またリングで暴れ回ってほしいなと思う所存です」と話した。
高木社長から手渡された新たな義足は横の動きにも対応し、その日の体調次第で、装着部分の微調整も可能になるすぐれもの。実際に谷津は、その義足を装着し、走ってみせるなど、具合を確認し、「これはすごい。こんなのどこ探してもない。スープレックスもできる。本当に感謝です。DDTに上がれるというのも含めて感謝です」と満足げ。