LGBTQの発信拠点「プライドハウス東京レガシー」に橋本会長訪問。アスリートのカミングアウトなど意見交換

写真左より、プライドハウス東京レガシーの松中権代表、橋本聖子会長(Photo by Tokyo 2020)

 この日、プライドハウス東京レガシーに訪れた橋本聖子会長は「国会でもぜひプライドハウスに伺いますと答弁していました。今日やっと叶いました」と挨拶。松中権代表からプライドハウス東京レガシーの歴史や意義のほか、施設内の展示やカフェスペース、書籍などが並ぶコミュニティアーカイブが紹介されると、それぞれ興味深く見学した。

 メンバーとの対話の時間では、スポーツ・文化・教育など8つのチームからそれぞれ活動が紹介され、東京2020大会に向けたコラボレーションも話し合われた。性のあり方に関わらず誰もが楽しめるイベントの運営・企画を行う「祝祭・スポーツイベント・ボランティアチーム」の杉山文野氏は「選手やボランティアにもLGBTQ当事者の方がいるかと思う。そういった方々への研修などで、誰にとっても安心・安全な五輪パラリンピックができれば」とアイデアを挙げた。女子サッカー界へのセクシュアル・マイノリティに関する理解を進める「アスリート発信チーム」の野口亜弥氏は、競技団体と連携し、スポーツ界内部が多様性やLGBTQをより理解できるガイドライン作りなどを提案した。