パラ内定選手が国立競技場で初レース。本番会場の感触確かめる

パラ陸上のベテラン・樋口政幸(プーマジャパン)。ロンドン、リオに続き、3大会連続出場を決めた。

 男子5000m(T54クラス)で内定した樋口政幸(プーマジャパン)はこの日、1500mで出場。今日は「トラックのコンディションとメインスタジアムまでの導線を確認できました」とテストイベントを振り返る。「トラックの感触は重くもなく、軽くもなく、走りやすかった。本番でも良いレースができそうだなと思いました」と樋口。パラリンピック開幕まで「残り100日。ここからひたすらスピードを強化します」と100日後を見据えた。

 男子やり投げ(F46クラス)で内定した山﨑晃裕(順天堂大学職員)は、スタジアムの景色を振り返る。「今日は本番をイメージして臨みました。大きく開けたスタジアムで、投げている時も景色が良かった。良い雰囲気で試合ができると思いました」と笑顔で感想を話す。「4月の大会では身体の開きが早くなって、良くないところが出ていました。そこの修正を意識しました」とフォームを振り返る山﨑。内定を受けては「無事決まったということで、本番に向けて準備をしていこうと、気持ちが切り替わりました。今後も記録会や合宿で実戦に近い形を取り入れたい」と意気込んだ。