退院した天龍源一郎が現場復帰。リングに上がり「エイ、エイ、オー!」。会見では「菊タローと戦ってやるよ!」
ライブ配信の解説を務めた天龍源一郎(左)と越中詩郎
天龍プロジェクト再始動第2弾大会を有観客で開催
3月下旬から「うっ血性心不全」により療養中だった元プロレスラーの天龍源一郎が5月12日、「天龍プロジェクト」新木場大会でライブ配信の解説で現場復帰を果たした。
この日が退院後、初めての公の場への登場だった天龍はゲスト解説の越中詩郎とともに全5試合の解説を務め上げると、メインイベント後にリングに上がった。
天龍プロジェクトは2015年の天龍源一郎の引退とともに一度幕を引いたのだが、今年4月25日に行われた新木場大会で再スタート。しかし同大会は開催直前に新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のための緊急事態宣言が発令されたことから急きょ無観客で行われ、今大会が初めての有観客での開催だった。
天龍は「コロナ禍の中、たくさんの方に来ていただいて本当にありがとうございます。皆さん、プロレスを見て少しは気が晴れましたか? 気が晴れるのがプロレスの一番いいところだと思います。今日は胸を張って帰ってください。こういう状況の中で大会ができて、集まっていただいたたくさんのお客さんに改めて御礼申し上げます。41日間も入院していたのですっかり筋肉が落ちてしまって、こういう格好ですが、いつかまたアントニオ猪木さんみたいにリングの上で“元気ですかー”と皆さんに話しかけたいと思います。それまでもう少し時間をください」とファンに感謝の言葉を述べるとともに、復活への狼煙を上げた。