竹野内豊「私生活でも結構きついときあった」東野圭吾『さまよう刃』で重いシーン引きずり
5月15日に放送・配信がスタートする、連続ドラマW「東野圭吾 『さまよう刃』」(WOWOWプライムなど、毎週土曜22時放送・配信)の完成報告会見が13日、都内で行われ、主演の竹野内豊と、石田ゆり子、三浦貴大のキャスト、片山慎三監督が登壇し、作品の魅力を語った。
東野圭吾による同名の小説が原作。犯罪小説史に残る問題作で、娘を残虐な手段で殺されてしまった男が、良心と罪の意識、法律の壁の間でもがき苦しみながらも復讐に突き進んでいくさまを描く。
原作が発行されたのは2004年。2009年には映画化もされており、竹野内は主人公を追う若き刑事を演じた。竹野内は「(原作発行から)17年が経ってもまだこうして映像化されるということは、誰にも突きつけられているテーマだという気がします。取りかかるときには責任感も感じていて、スタッフもみんな、いい作品にしたいという思いを持っていました」
本作では、法を犯し追われる父親・長峰を演じている。
「台本をいただいて、もしも自分自身に長峰さんのようなことが起きたときにどうしようかなと深く考えさせられる作品でした。大切な家族や友人が同じようにむごい殺められかたをしたら、きっと自分も長峰さんのような感情になってしまうんじゃないかなと思いました。あまり自分は役を引きずったりしないんですが、今回の作品は、かなり重いシーンを撮った時は2日間ぐらいヘビーな気持ちが抜けなくて、私生活でも結構きついときがありました」