最終試合で中村倫也、宇佐美正パトリックが勝利。齋藤奨司、漆間蒋生は無念の敗戦【格闘DREAMERS】

齋藤は外敵・田島に無念の一本負け

　第6試合はバンタム級で齋藤奨司（GENERATIONSチーム）と田嶋椋（OOTA DOJO）が対戦した。

　齋藤は高校から大学までアマチュアボクシングを経験し、国体のボクシング競技の少年フライ級で優勝。2018年にはRISEのアマチュア大会「KAMINARIMON」の全日本トーナメントで65kg級で優勝しMVPを獲得。RISEと修斗ですでにプロに昇格している。

　田島は柔道がバックボーンで「アマチュアパンクラス全日本トーナメント」で優勝し、今年プロ昇格を果たしている選手。打撃vsグラップリングという好対照な取り組みとなった。

　1R、齋藤が右のカーフキックを飛ばすが、田島はタックル。逃げる齋藤だが、田島は足を離さずテイクダウン。齋藤は下から足を使って距離を取るが。田島はスタンドのポジションからパウンドを打ち込んでいく。すきをついて逆にタックルに行く齋藤だが、田島は逆にタックルでテイクダウンからマウントを奪う。途中で齋藤の蹴り上げがロープローとなったか、田島の動きが一瞬止まったところで齋藤がテイクダウンに成功も、田島はロープローの主張が受け入れられないとみると、またもタックルでテイクダウン。

　2Rも齋藤がパンチを出すも、田島は遠い距離から高速で長いタックル。テイクダウンさせ、スタンドからパウンドを落としていく。最後はケージ際で左腕を取ると腕十字固め。一度はしのいだ齋藤だったが、田島はアームロック狙いから鉄槌を落とし続けると再度、左腕を腕ひしぎ逆十字固めにとらえ、ぐいと絞り上げるとレフェリーが試合を止めた。2R3分50秒、腕ひしぎ逆十字固めで田島が勝利を収めた。