IJシングル王座決定トーナメント準決勝はHUB vs 新井健一郎、TSUBASA vs 拳剛【天龍プロジェクト】

フィニッシュとなった拳剛の垂直落下式ブレーンバスター

「最初の防衛戦の相手に“brother”YASSHIを指名したい」とV宣言

 大技の攻防になると、かつて知ったる仲とあってかYASSHIがWARスペシャルからそのまま前方に回転し、えぐい固め方をすれば、拳剛は強烈なラリアット、ランニングエルボーでお返し。拳剛もえぐいSTFを見せるとYASSHIは絞められながらも「あきらめるか、カスやろー」と気合のロープブレイク。

 最後はYASSHIのダイビングビッグヘッドをカウント2で返した拳剛がエルボー合戦を制すると、ダイビングフットスタンプから垂直落下式ブレーンバスター。一度はカウント2で返したYASSHIだったが、拳剛がとどめのもう一発で3カウントを奪った。

 拳剛は試合後の会見で「1回戦からいきなり“brother”YASSHI。本音を言えばbrotherがエントリーされた時点で決勝で戦いたかった。こういう時のbrotherの怖さは俺が一番知っているんで、彼が絶対に決勝に上がって来ると思っていた。じゃあそれなら俺も絶対に決勝に上がらないとと意気込んでいたが、どういう運命か1回戦でいきなりbrother。今日試合をして、こういう時のbrotherは怖いなと改めて思った。今日思い切りbrotherとやりあって、本当の意味でエンジンがかかった。brotherが1回戦で良かった。あいつの気持ちも背負って今日の1勝を無駄にしない。絶対にベルトを巻く。巻いたら1回目の防衛戦の相手に“brother”YASSHIを指名したい」とV宣言を放った。