「かっぱ寿司」に斬新すぎるシャリ3貫や天然本マグロにぎり登場!回転寿司チェーン初のブランド米採用で
回転寿司チェーン「かっぱ寿司」がいよいよ本気を出してきた。回転寿司からさらなる高みを目指す寿司店に変わるべく、「かっぱ寿司 うまい!品質宣言」発表会が行われた。
冒頭、カッパ・クリエイトの田邊公己代表取締役社長は、コロナ禍で外食産業が苦境に立たされる今だからこそ、内外に明確なビジョンを示すべきだとして「かっぱ寿司は、回転寿司業界一うまい寿司屋へと進化します。『うまい!かっぱ寿司』をスローガンに掲げます」と力強く宣言。外部のプロの協力を得て品質を追求していくといい、最初の大きな改革としてシャリをこれまで使用していたブレンド米から、回転寿司チェーンとして初めて山形県産ブランド米「はえぬき」を単一で使用することに変更した。
「はえぬき」は粒感の強さ、ひと粒一粒の張り、シャリロボの圧力に負けない弾力、口の中でのほどけ感、アミロース(おいしさの決め手となるでんぷん)含量18%などの理由から寿司に最適なシャリのひとつ。このシャリのために水加減やお酢の打ち方、店舗オペレーションまで見直し、新たにかっぱ寿司の「本気シャリ」と命名した。さらに一部商品で有明産海苔を採用するほか、本わさびの配合を増やしたわさび、天ぷらは新たに選定した小麦粉に米粉を合わせた衣でサクサクに、東日本と西日本で異なる醤油を導入してオリジナルだし醤油も仲間入り予定。
田邊社長は「『かっぱ寿司ってやっぱりうまい』とすべてのお客様に感じていただきたい」と締めくくった。
サービス面もリニューアルして非接触での案内を徹底、タッチパネルに加えスマホで注文が可能となり、商品はレーンでなくオートウエイターで提供され、会計にはセルフレジを導入している。WEB注文の場合「お持ち帰りロッカー」を通してテイクアウト、ドリンクを提供する配膳ロボも現在テスト中だという。ニューノーマル時代の新サービス「どこでもかっぱ寿司」として職人を派遣する「出張回転寿司サービス」やレーンをテイクアウトできる「レンタル回転レーン」などユニークな試みも。