トーナメント覇者の黒田斗真「バンタム級を引っ張って世界一になる」【K-1】

「とりあえずいっぱい遊ぶ」と黒田

壬生狼とのワンマッチでの再戦も希望

 壬生狼については「今回はトーナメントで、壬生狼選手もボロボロの状態で決勝までで上がってきたと思う。万全な状態だったら、“ケガをしていたから”とか何も文句は言えないと思うので、万全な状態でやって完封したいと思っている」とワンマッチでの再戦を希望。そして「53kgにも強い海外の選手がたくさんいると思うので、そういう選手たちとやっていきたい」と新型コロナウイルスによる渡航制限解除後の世界の強豪との対戦を希望した。

 4つのダウンを奪った左ストレートについては「特に打ち方を変えたりはしていない。アマ時代から左ストレートで勝ってきたところがあって、プロになってからは“警戒されている”と思っていたが、今回は“倒されてもいいから倒したろ”という気持ちで思い切っていったら、自分の思うように試合が進んだ」。今後はかなり警戒されることは間違いないが「とりあえずいっぱい遊んで、その後に考えたい」と話した。

 戦前の優勝予想などでは黒田の名前はほとんど上がっていなかったのだが「普通にやったら当たり前に僕が勝つかなと思っていた。松本選手や、欠場してしまったが橋本(実生)選手、壬生狼選手といった注目されている選手を実力で黙らせようと思っていたので優勝できて良かった」と言葉のトーンは抑え気味ではあるが、自信のコメント。

 最後は「これから僕がバンタム級を引っ張る存在になって世界一になるので、みなさんついてきてください」と宣言した。。

 バンタム級はK-1ではまだ王座が制定されていないのだが、新型コロナによる渡航制限が解除されれば海外の強豪を招聘しての王座決定トーナメントの開催はほぼ間違いない状況となっている。

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