「強炭酸水」ブーム再来!? 飲むだけじゃない? 刺激が感じられる「強炭酸水」まで登場!!
昨年からの長引く自粛生活で、多くの人がこれまで感じたことが無い閉塞感やストレスにさいなまれているのではないだろうか? ストレスを発散したくても、外出は控えなければならず、お酒を飲みにも行けないとなり、イエナカでついつい食べ過ぎたり飲み過ぎたりしてしまい、コロナ太りなど健康面で不安に悩まされている人もきっと多いはずだ。
そんな生活が続く中、ヘルシーで、ストレス発散にもなる飲料が大きく伸張している。それが炭酸の刺激でスカッとさせてくれる無糖の炭酸飲料、炭酸水だ。飲料メーカーの調べによると、昨年、飲料総市場が前年を割る中、炭酸水市場は前年に対して約2割近く伸びたそうだ。
炭酸水は古くから日本にも存在していたが、もともとはバーや居酒屋などの飲食店で、お酒のソーダ割りの割材として扱われることが主な用途だったため、飲料として直接飲まれるようになったのは、実はここ10年くらい。
背景には、世の中の健康志向の高まりや、ストレス発散・リフレッシュというニーズの高まりがあり、無糖でスッキリできる炭酸水が、次第に直接飲むユーザーを増やしていき、市場が拡大していった。
また2018年前後には、より強い刺激でストレスを発散させたいというニーズが高まったことを受け、飲料メーカー各社はそれまでの炭酸水よりもガス圧(炭酸)を強めた炭酸水を「強炭酸水」と表現して展開していった。
さらに昨年から続くコロナ下の生活で、健康志向やストレス発散ニーズは高まり、「強炭酸水」は今なお人気が高いようで、2021年も「強炭酸水」の新商品が続々登場している。そんな中、今年の新商品には一味変わった特長を持つものがいくつかある。
例えば、4月に伊藤園から発売された「無糖強炭酸水 Get’s VITAMIN」は、強烈な炭酸水の刺激でスッキリしながら、複数のビタミンが摂取できる、刺激+αの強炭酸水として発売された。また、5月にコカ・コーラから発売された「アイシー・スパーク from カナダドライ」は、気体が水の温度が低ければ低いほど、水に溶けやすくなる性質に着目し、製造時の冷却工程を改良した「冷却スパーク技術」により、日本コカ・コーラ史上過去最高のガスボリューム※の圧入に成功した「強炭酸水」として売り出されている(※日本コカ・コーラPET製品の充填時ガスボリュームにおいて過去最高)。
さらに6月末には、サントリー食品から、これまでには無い、“五感”に着目した「強炭酸水」として「THE STRONG 天然水スパークリング」が発売される予定だ。同商品は、強い刺激が求められるプレーンタイプの炭酸水において、飲み物としての炭酸の刺激だけではなく、視覚・触覚・聴覚など、飲み心地以外の感覚も含めて、「五感」で刺激を感じてもらうことを狙った「強炭酸水」のようだ。サントリー食品の炭酸飲料としては初めて、肩部が「バキバキ」の複雑な構造を持つペットボトルとなっており、その見た目や触り心地まで含めて、「五感」で強い刺激が体感できるような設計となっている点が特長だ。
まだまだ先が見えないコロナ下の暮らしにおいて、新たに登場した「強炭酸水」を始め、ストレス発散になるさまざまな商品やサービスをうまく生活に取り入れながら、閉塞感やストレスを少しでも減らすようにしていきたいものだ。