MMA初挑戦のベイノアが試合内容と笑いで「東京ドーム破裂」を予告【RIZIN.28】

鋭い上段蹴りを放つベイノア

「お笑い芸人の収入ゼロ」でエリートサラリーマンへの対抗心をちらり

 また極真空手といえばウィリー・ウィリアムスらトップクラスの選手が異種格闘技戦やMMAといった他流試合に臨んできた。ベイノアは「今回、MMA初挑戦について心配の声や“まだ早い”という声もあるが、ウィリー先輩をはじめ歴代の先輩たちが挑んでいる。実際、ウィリー先輩は熊という人間ではない生物とも戦っている。今回、自分はこの試合に恐れている場合ではない」と“熊殺し”の異名を取ったウィリーの名を挙げ、改めて今回のチャレンジの意義を語る。

 対戦相手の弥益からはカード発表会見で長いコメントで挑発されたのだが「非常に知的な印象を持っている。さすがに人生経験が豊富で、普段から営業活動などで喋りを鍛えてきているなと、自分も非常に感謝しております。総合格闘技のことは分からないので偉そうなことは言えないが、実績からみても非常に強い選手だと思っております」などと格闘家としての実力とともに、その話術も高く評価。

 会見ではそのコメントについて「何を言っているのか分からない」と語っていたのだが、いまだに「結局あまり分からなかった」とのこと。

 しかし「弥益選手は本業のサラリーマンが忙しいという話をしておりました。今回はサラリーマンvsお笑い芸人というような見られ方もあると思いますが、自分としては毎日仕事があって、固定給がある弥益選手と比べて、全く仕事がなく、何なら副業どころか今年はお笑い芸人としての収入がゼロである私はほぼ専業格闘家。両方やっている弥益選手は尊敬しますが、自分は格闘家としての強さを見せなければいけない、(格闘技への)かけ方の違いを見せたいと思っております」とお笑い芸人としての収入がゼロという自虐ネタを挟みつつ、エリートサラリーマンへの対抗心をちらりと見せた。