いきものがかり水野、楽曲の映画化に感激!内田英治監督は「挑戦を受けてやるという気持ち」

 

 映画『下衆の愛』やドラマ「全裸監督」などを手がけてきた内田監督も「一般公募ということだったが読んでみたらとてもレベルが高くすぐ映像化したいと思った。ファンタジーかよ、メッチャお金かかるじゃんと思いましたが(笑)」と苦笑しつつ「これは曲を作られた方からの挑戦だと思いました。お金を計算しながら異空間ものを作ってやる、この挑戦を受けてやるという気持ちでした」と振り返った。

 また、全編スマホでの撮影について内田監督が、俳優のヘッドセットにスマホを装着したり、俳優がカメラを自分側に向けて高い場所からスマホを落として撮影した映像を本編に使用したというエピソードを明かすと、別所も「スマホや自宅録音などでより親近感が得られる作品が生まれるということを、このコロナ禍の2年で実感しましたよね」。水野も「コロナで選択肢が狭まっている状況かと思いきや、実は増えているのかもしれないと思いました」とうなずいた。

 最後に水野は「異ジャンルの方とのコラボにより普段出ないアイデアも出ると思うのでこれからもどんどん参加させていただきたい」と話し、内田監督は「自分にもどうにもこうにもならない映像作家時代がある。そういう時に助けてくれたのが映画祭。映画界は良くも悪くも保守的なところがあるので、こういう場で作品作りをして、若手の方も育っていけば」と映画祭に期待を寄せた。