グラウンドを制した弥益がMMA初挑戦のベイノアを返り討ち【RIZIN.28】

　弥益は「この試合って多分、ベイノア選手ありきだと決まったときから思っていて、試合で主役を奪ってやろうかと思っていたけど、試合してみてやっぱり彼の試合だった。主役を奪いきれなかったというか、自分より彼のほうが頑張っていた、健闘していた」と試合を振り返った。

　ベイノアについては「めっちゃくちゃ力強いんだろうな、瞬発力すごいんだろうな、打撃も重くて怖いんだろうなと思い、蹴りを一番警戒していた。逆にパンチはもらっても、パンチのほうが付け入るスキがあると思って組み立てようとしたんですけど、パンチもしっかりもらいましたし、蹴りももちろんたくさんもらい、1R序盤からいろいろ効いちゃったし、自分の想定が甘かった。やっぱり一発一発重かった。これで倒すっていう気持ちも乗っていたし、打撃にすべての気持ちも今まで練習したことすべてが乗っかっているようで、すごく重かったし、ここまで徹底的にストライキングでくる選手とやったことなくて。試合でプロとして初めてテイクダウンいったんですよ。試合でテイクダウンに行けるのかなってずっと不安だった、今までいったことなくて、でも試合が始まったら怖くて行っちゃった。それを引き出してくれたのは、彼の打撃の強さ。無様な姿をさらしたけれど、MMAの第二章、新しい引き出しのきっかけに、感謝している」などと語った。

　ベイノアのグラウンドについては「寝かしたら余裕だと思っていたなめていたのもあるから分からないが、めちゃくちゃ練習したか、天性なのか分からないけど、すごくやりづらかった。そこらへんのMMA選手より強いと思いました」と評価した。