ユニクロのブランディング映画受賞に審査員の要潤「僕も行動したくなった」
同じく審査員を務めた俳優の要潤は「以前、別部門での審査員もさせていただいた。個人の作品では、それぞれ個々の考えや視点が伝わってきたが、ブランデッドムービーの場合は、大きく現代社会がテーマとなっているものが多く、その中で各企業がどういうことに目を向けているか、分かりやすく伝わってくる」と語った。
ボルボの『The Parents』は、なぜ安全装置を搭載する車を作っているのか、商品そのものではなく日常の生活を描くことで、その視座を伝えたと高く評価。
ユニクロの『服の旅先』は日本からウガンダへ寄付された服の“旅”を追ったドキュメンタリー作品。「サステナブルな社会を目指す企業の姿勢が伝わる」、「寄付した服がどうなるのかという疑問に答えるジャーナリズム性がある」、「人物の豊かな表情に引かれる」、「2人の少女が服を通してつながる姿からさまざまな気づきが得られる」など、審査員一同も高く評価。要も「見終わった後、僕もユニクロに行ってリサイクルしようと行動したくなったほど心に来るものがあった」と絶賛していた。
また、この日は観光映像大賞も発表され、満島ひかりが出演した長崎県南島原市の作品『突撃!南島原情報局【神回】』が観光庁長官賞を受賞した。
SSFF & ASIA 2021は6月21日まで都内各会場にて開催中。オンライン会場の一部作品は6月30日まで視聴可能。